モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

SEED destiny スペシャルエディション「砕かれた世界(後)」感想

 さて、後編です。ドラマパート中心でアスランを軸にした構成・・・になりきれていなかったのが残念と言えば残念かな。とはいえ、アレックス→アスランへの心情変化が改めて浮き彫りになったり、アスランパートの描写が後編の多くを占めていたことを考えると、やはり、SEはアスラン視点なのだなと実感。

 ○アスラン視点  3人を軸にして展開していったdestinyですが、SEではアスランを軸にして物語が展開していくという構想は、以前も触れましたが、そうしきれないのがこの物語の難しいところなのでしょうね。アスラン視点でいくなら、いっそのことシンパート(オーブ海域の戦闘)やキラパート(フリーダム復活)をのちに再会するときにまとめて描写するなどして、純粋なアスラン視点にしたほうが、視聴者としてもアスランの目線で見られるのではないかな、と思ってしまいました。それだけ、シンパートやキラパートがやや唐突(ラストにいきなり出てきたような印象)だったので、もう少し大胆な構成をしてもよいのでは・・・  と言ってみたのですが、第1クールは正にアスランの心情変化と決意の動きが描くのが目的だったと言っていいほどの全体構成だったので、改めて彼の複雑な心情と迷い、そしてその中での霧中が描かれていて、改めて同情しました(苦笑)  考えてみれば、彼は前大戦、自分で選んだとはいえ『誰か』によって己の道筋を定めてきました。誰かの助けを常に求めてきた→自分で常に考え実行するようになったキラとは、その点で大きな差が生まれていたのですね。辛い立場とはいえ、アスランは事実上、本当に1人で決めなければいけない立場に初めて追い込まれたわけです。  第2クールではアスランはさらに孤独化していきます。部下や上官はいれど、キラやカガリ、ラクスがいない今、彼が吐きだし話せる友がいないからです。そしてその友と皮肉な再会をすることになるのですが・・・  ○zips  シン覚醒で流れたのは、前作のSEに引き続きzips。ノリはいいのはいいのですが、シンの怒りとその行った行為の深刻さがなにか爽快感に変わってしまい、少し残念。  TMRの西川さんの第2の分身ハイネも登場(声なしですが)この戦闘によってフェイスに昇格したんでしたよね。でもすでにオレンジ。。。このころからエースパイロットではあったということなんでしょうか?  総集編と言うことでカットされたシーンもありましたが、墓参りのシーンがオールカットされていたのはとっても残念(泣)このあと打算的な言葉に振り回されていくアスランですが、この2人の友は本当に彼のことを思って復隊を勧めます。その不器用な友情が熱い、熱いんです、、、(結果としてアスランの後押しをすることになるのですが)  またキラ×シンの初顔見せシーンは完全新作でしたね。とはいっても内容は同じでしたが・・・  最後はPLUSにつなげるつもりなのかどうかはわかりませんが、もしPLUSのエンディングにつなげるなら、もう少しこのシーンに深みを加えても良かったのかな、と思いました。(花を吹き飛ばすもの=シン、花を植え続けるもの=キラという位置づけを象徴する何かがあるかな、と思ったのですが)とはいえ、やはり新作カットはいいですね。色の深みが違う・・・  全体的に言えば、総集編としては文句ないんですが、再編集版としてさらなる大胆なアレンジがあるといいですねえ(SE見て、またdestinyについて書きたいことが出てきたのでまた機会つくって触れたいと思います、うーん、また再燃しそう)あと、EDのResultもよかったですう。さっすが玉置成美、もはやSEEDには欠かせない存在ですね。  機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界