地味に桂、主役な話し。
でも、実は桂にとって、大事な人・守るべき人ができたことで、桂の方向性は少しずつ変わっていきます。この後、過激派の筆頭といわれた桂は、江戸を火の海にすることなく、人を傷つけずに国を変えようとする(どちらかというと穏健派よりの)、そのきっかけの回と言えます。そう考えると、地味に大事な話なんです。
○幾松さん
桂よりも年上?な幾松さん。男勝りの行動力と度胸、そして密かに見せる脆い部分。それは攘夷志士(を名乗るもの)への不信感から生まれる喪失感と反感。同じ攘夷志士(を名乗るもの)として、桂は己の行いを振り返る・・・
テーマとしては深刻なはずなのだけれど、そこは銀魂。暗くなりすぎず、適度で笑わせてくれるのは流石です。ここらへんからかな、桂がクールでポーカーフェイスキャラから天然・不気味・シュールバカキャラ(爆)に移行していったのは
銀さんが最後にちょろっと出てくるという結末でしたが、人情とも愛情ともつかない、奇妙な関係の桂と幾松。また、絡む機会があればこの2人を見守ってみたいなあ、と思いました。