モーション・グリーン

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機動戦士ガンダム00 #4「対外折衝」感想

 永遠に終わらぬモグラ叩き、ゴールのないフルマラソン。  それでも、理念の旗を掲げ彼らは挑む。  CBを利用する世界と、それを知りながら挑むガンダム。  果たして、掌の上にいるのは、どちらか?  ○世界の駆け引き  今回は、局地戦で戦うガンダムと、全体戦(そういう言葉があるのかどうかはわかりませんが。要は総合戦と言うことです)を挑むユニオンとの駆け引きがお話の中心。裏を返せば、お互いに狙いがあるわけで、それを達成するために、両者はタリビアへの侵攻(CBは武力介入)を開始した、ということ。「大人の都合で殺されてたまるかよっ」ってジュドーが言いそう(笑)な‘大人の都合’のお話。  とはいえ、「CBはどう動く?」のヒッパリで、Aパートを終え、視聴者も「どう出る?CB」とドギマギさせた展開は、狙っているとはいえ熱いです。CBからの視点がまだ少ないことが(ミッション内容を最後まで明言しなかったことでさらに)展開をスピーディーにしましたよね。    この時点では、ユニオンはタリビアの一件でCBを潰す(ガンダムを捕獲する)つもりはなく、あくまでCBを利用した反米勢力の駆逐が目的。欲を出さない辺りがさすがだなあ、と勝手に感嘆(?)もっともとある1機が欲を出しましたけど・・・  この一連の事件で、誰がトクをしたか?というシーリン・バフティヤール(根谷さんだあ。イヤミったらしい事は言っているんだけど、声優の力か不快に感じないんですよねえ)の問いに翻弄されるマリア。イメージとしてもう少し完成されたキャラクターかと思っていましたが、自分が担ぎ出されたことに期待している(自分の価値にすがりすぎ?)ところや、見方が不安定なところを見ると、まだ国家を背負って、大国と渡り合うレベルではないようです。今後に期待。。。  余談ですが、シーリン・バフティヤールはマリアのお付き(従者)なのでしょうか?それとも家庭教師?やけに高圧的なのは、もしかしてお目付(監視)役とか?それともどこかの国家のスパイ?ああ、気になるドクロ  政治的勝利で言えば、トクをしたのはユニオンでしょう。タリビアをほぼ領域に収め、他の反米勢力の沈静化も狙えそう。ユニオンだけじゃなく、他の国家も、反対勢力の鎮圧に便利屋扱いでCBを介入させるやり方をやりかねない(シーリンですら、そのやり方をマリアに話しています)  じゃあ、‘便利屋’CBはトクをしなかったのか?というとそうではなく、CB側も全て予想した上で武力介入した、と考えられます、じゃあなぜか?CBの流れを追うと、  タリバン国のMSを撃墜→タリビアがユニオンへの恭順を示した→ユニオンがガンダムへの攻撃を開始しようとする→ガンダム撤退  この流れだけを見れば、今回の武力介入はタリビア武装勢力への介入が目的。ユニオンとの闘争は初めからミッション内容にはなかった、と考えるのが自然。  さらに、別の目的を挙げるとすれば  「ソレスタルビーイングは戦争を幇助する国も武力介入の対象である」  これを実際に示すこと、と考えられます。  極論を言ってしまえば、これはCBが勝手に出したルールであり、突きつけた‘武力介入’の定義でもあります。何を持って武力介入と認知されるか、一種の‘基準’を示すことで、知らず知らずのうちに、CBの姿勢をスタンダードにしてしまう(ある意味の刷り込み)。  今回のことで言えば、世界はCBの行動を暴挙、と最終的に宣伝するのでしょう(人革連のように)。が、そういう行動をする組織なのだ、と認知させること。そして彼らが介入するのは紛争や内戦だけではなく、‘基準’に該当すれば国家にまで介入行動をとる、という断固とした態度を示すこと。それを浸透させるのが、当面のCBの狙いかな、と(ロックオンやスメラギさんも匂わせたセリフを発してますし)  そう考えればCBの行動は全て計算通りに進み、その結果も折り込み済みだったはず。(ティエリアから言わせれば茶番)誤算だったのは、(3倍とはいかなかった)2倍の速度でフラッグがエクシアを捉えたこと。    ○前と、後  00のこれまでの特徴として、ガンダム(CB)の動きについて、世界の動きを丁寧に描写していること、というのを何回か触れてきました。1つのこと(前回で言えば人革連への襲撃)の前と後、つまりガンダムに襲撃されたと、彼ら(この場合は人革連)が何を考え、今後についてどう考えたか、ということがきちんと描写されているので、非常に理解できる流れになってます。今回、人革連も対ガンダム部隊を組織することで、ようやく組織として能動的に行動することを決めました。前回はユニオンがその気になりましたが、これで国家対ガンダムだけじゃなく、国家対国家の紛争、また技術戦争も勃発しそうで、世界観の緊張も高まりそうです。  冒頭でクリスティナ・シエラが(私服の背中あきすぎ目)「人革連の軍備が増強されていくんじゃ」と懸念していましたが、ガンダムという未知の兵器を(事実上)世界中が奪い取ろうとする構図ができあがったことを暗示しているようで、早くもいやーーーな状況になりつつありますな。  ○そして、何を結論づける?  00は、様々な人の視点からCBとそれに対する世界の動きを追ってます。裏を返せばその立場なりの答え(結論)が底にはある。  CBは未だ全貌が見えていないのですが、ユニオンら各国からすれば、厄介な相手であると同時に政略を含めた全体戦で戦おうという考え方が見えてきました。彼らからすれば、CBは扱いの難しい猛獣で、でもその毛皮が高く売れるから追いかけるハンター、みたいなものでしょうか(?)  国家間の駆け引きが始まり、政治的要素が含まれてくると、果たしてCBとは?平和とは?という事柄に対する答えは、案外沙慈たちに委ねられることになるかもしれない、というのが、僕の考えです。    今回の事件の背後関係や狙い、目的などの駆け引きの内容がどこまで降りてきて、どの位置の人々までが理解しているのか、という線引きが今回なされました。結論から言えばマリアのような、いわゆる‘お姫様’ポジションには辛うじて降りてきた。が、絹江ラインにはギリギリ(今後迫っていく?)沙慈たち民衆には降りてきていない。だから沙慈は‘武力介入’のみについて知り、懐疑的になってしまう。このラインが降りてくるのか、それとも沙慈が自らラインに近づいてくるのか。そこが1つのキーポイントになるかもしれませんね。  沙慈やルイスらが、CBと世界の動きに揺れ動きながら、彼らなりの結論を出してくれることを期待してます。一皮むければ、案外刹那よりも骨太な男になるかもしれないし(笑)  ○その他  ・相変わらず主人公らしくない刹那。名前を覚えていない沙慈に多少ムッとした様子。が、そもそも名前覚えていない方が都合がよいのでは・・・  ・刹那のいる公園へ降ってくるミサイル。悲惨な光景。刹那のイメージのようですが、これが何を意味しているのかは、ちょっと断定はしづらいですね。目の前は穏やかな風景でも、刹那にとって、幼き頃の戦場で時間が止まっている、ということなのでしょうか。だとすれば彼はまだ恐怖や絶望を抱き続けているということ?恐怖があるとするなら、精神的に脆そうでコワイ・・・  ・「恒久的な平和、そのためのガンダムアレルヤにとって、このCBの行動の先にあるのは、やはり平和な世の中のようです。が、そう本気で思っているのか、それともかなわぬ夢と知っての願望か?  ・エクシアに一矢報いたグラハム。見てる側からすれば「狙われたのがキュリオスだったら相当ヤバかったんじゃ」とヒヤヒヤしてましたが叫び  ・水中に隠してあったエクシア。前回の戦闘を見ると修理が不可欠のように見えましたが、修理したんでしょうか?  ・今回初登場、人革連の少女パイロット、ソーマ・ピーリス。初見だと銀髪になったアネモネかと思ってましたが、かなりカワイイですね。強化人間ぽい臭いがするけど・・・  ○次回  アレルヤの過去が明らかになる?ようやく4人にスポットがあたるのかな?  

 

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