最後は、タロウズ(+ジーク・デネブ)はみんな消えないで済みましたねハッピーエンドとして誰もが臨んでいただけに、後味良く、清々しいラストだったなあ。
結論で行けば、イマジンは消えるという、ひとつの運命を、良太郎とタロウズたちが積み上げてきた時間と記憶は乗り越えた、ということなんでしょうね。
以前44話で、良太郎が踏み切りでいくつもの車線を飛ぶ越えるように横断していったシーンは、良太郎が運命とか事実という、定められたレールを変えていく(越えていく)象徴ではないかと思っていたのですが、まさにその通りになったなあ。
その陰で、桜井が静かに消えていくシーンは、(覚悟していたとはいえ)ハッピーな奇跡の陰の犠牲。この2人の愛の深さが時間を守り抜いたといってもいいほどなだけに、この2人こそ幸せになって欲しかった。でも「また会える」そう信じたい。ピアノマンのように、桜井も時間を旅するんだろうか。そしていつか誰かが思い出した時に・・・
バトルも燃えましたね。敵味方入り乱れての大乱戦っつうのは、何度見ても見応えあります。
44話でもそうでしたが、各電王フォームよりも勝る部分があるはずのライナーフォームやゼロフォームでは勝てそうもなかった敵が、イマジンたちと一緒に戦うことで、なぜか互角以上の戦いを見せる。ここも「一人じゃない、みんなと戦うから強くなる」という電王の‘強さ’に対する考え方を、改めて見た気がしました。
最強フォームじゃなくて、1話から登場しているノーマルフォーム(ノーマルというとプラットフォームなんですが、ここでは電王SやR、A,Gフォームのこと)で最終回を勝ち抜くこと自体が、近年では異例ですよね、よく考えてみれば。
また、良太郎が初めて、‘良太郎’の状態で“自ら”ガンフォームに変身したのも密かなサプライズγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ別にわだかまりがあったわけではないけど、なんかうれしいです。
もうちょっといえば、キンタロスが44話のお返しとばかりにリュウタロスから交代したことも笑えた(‐^▽^‐)。電王Aや電王Rはもう見られないと思っていただけに、最後の最後で見られてよかった(ゼロノスVも)
そしてラスト。記憶(というよりもはや絆)で過去と現在と未来が繋がっているから、また、必ず会える。悲しい別れじゃなくて、「クライマックスじゃないよ(笑)」というチケットを手渡されたような気分になりました。鋼の錬金術師風にいえば、「また会えるという約束」
きっと皆と繋がっているから、また、会える。
と
締めてみましたが「楽しかったよね、答えは聞いてない」に集約されてしまうんですけどね(爆)
○その他
・モモタロスと良太郎(電王L)が並び立つシーンは、2人が頼り頼られる(身体を貸し、預ける)関係じゃないことを象徴する名シーン。1話の頃を思うと想像できないな。ちなみにモモタロスと電王L、どっちが高岩さんなんだろう?
・「過去が希望をくれる」侑斗が自分(桜井)の言葉で己を奮い起こすシーンもかっこよかった。思えば侑斗は辛く厳しい道を強いられてきたと思う。それこそライダー史上、痛みのない痛みを背負い続けてきた男だと思う。でも、目に見えないものを信じてきた、良太郎じゃないけど俺も君を忘れない。
・テレ朝HPの最終話storyのPHOTOに、ミルクディッパーに残る望遠鏡と、それを見つめる良太郎のものがありますね。オンエアーではカットされたんだろうけど、桜井の存在が消えても、望遠鏡は残っていた。また会える未来への可能性を感じる1枚。カットされたのが惜しいなあ。これを見て、良太郎はどう思ったんだろう?DVDの未公開シーンで、是非入れて欲しい
・「なぜ、我が輩の名前を誰も呼んでくれない?」に爆笑。ワタクシも、ちょうどTVに向かってそのことをツッコんでいたところです
・噂(というか願い?)では名前が挙がっていた、良太郎とジークのDouble Actionが最後の最後で登場
ここにきて、まだキラーコンテンツ残してあるとは、恐るべし電王。これはシングルカットされるのかな?それとも何かの特典で付いてくるのだろうか?
・大人桜井役は、岡野友信氏だそうです(EDクレジット、及び本人ブログで確認)てっきりスーツアクターさんかと思っていましたが・・・1年間ほぼ顔出し無しでしたが(汗)おつかれさまでしたあ。なお、46話の桜井変身シーンの際の桜井のみ、中村優一くんが演じていたとか。
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