本日、キバがお休みということで、残り10話ほど(例年通りなら)になったキバの今後を予想してみよう、という試みです
○現代ー渡の選択は?ー
太牙と深央の正体バレに続いて渡自身も正体が発覚。さらには、母との再会、自分が半ファンガイアであることが分かるなど、この数回はかなり怒濤の展開でした。
おそらくこの後、渡は人間とファンガイアとの境目で苦悩することになるのでしょうが、渡がどちらを選ぶかというところが1つの焦点になるのでしょうね、もっとも別の選択をする可能性もありますが・・・
人間と異形のものとの苦悩というのは、平成ライダー(特に井上脚本)でよく語られるところ。特に555は最後の最後まで己のアイデンティティを問い続け、人間と異形のものとの狭間で揺れ動いてきました。最後は人間を選んだのですが、今回はかつて無いほど主人公が異形のもの側(つまりファンガイア側)に行きそうな雰囲気。
親友であり、兄である太牙と想い人である深央のいるファンガイア側
師匠(?)である名護、理解者である恵や静香のいる人間側
現状では、渡との関係の深さはファンガイア側の方が圧倒的に深いと言わざるを得ないんですよねえ。
ただ、考えを基軸にするならば、人間を排除しようとしている太牙と渡との対決は避けられないし、純血を重んじるビショップからすれば渡の存在は邪魔でしかない。そこからの対立フラグは出てきているので、これまでのように、単純に人間側について異形側と戦うという展開ではなく、ファンガイア側へ足を踏み入れ、ファンガイア側からファンガイアを変えていく、なんて展開を想像してますし、期待してます。
対照的に出番の少なかった人間側は、これからの巻き返しに期待したいところです。キーパーソンとなるのは、やはり名護と恵、特に恵は、未だ明かされていない父親の存在との絡みも気になるところ。現時点では音也とゆりとの娘と見るのが妥当なのだが(もし予想通りなら渡と恵は異母姉弟ということになる)
○過去ー音也の行方ー
クイーン真夜の生存という予想外の展開によって、過去編での死亡者は、本当に音也一人と言うことになりそうな過去編(ゆりはその後数年間は生きて恵を育てていたことが恵の回想で明らかに)。アームドモンスター封印の秘密や、次狼と音也との約束、恵の父親の秘密など細かな謎は残っているのものの、音也と渡、そしてキバとの関わりを通して、どうやら全ては明らかになりそうです。
ここまで予想が外れると、音也生存説(ラスボス?)すら持ち上がる状況ですが、過去キングが22年後まで生存していないところを見ると過去編で何者かに倒されると言うことでしょうか。また、なぜキバが正当なるキングの後継者である太牙ではなく渡だったのか、なぜ渡はファンガイアと戦うよう宿命づけられたのか、というところも現代との絡み上、重要になりそうです。
現代編に時間を割かれてか、過去編の時間が少ないように感じられる今日この頃(笑)、さらにブラッディローズ製造あたりからめっきり落ち着いてしまった音也のせいか雰囲気が重くてしょうがない(爆)音也が再びアクティブに動き出すのはいつのことやら・・・
○その他
・いわゆる‘ラスボス’は誰なのか、も今のところハッキリしていません。太牙なのか、嶋さんなのか(?)はたまた“大穴”音也なのか・・・
・ある程度結果が見えている音也×ゆり×真夜も気になりますが、やはり渡×深央の結末も気になるところ。ファンガイア同士、かつ相思相愛と言うことで以前よりは触れあえるはずなのだけれど、人ではないことで境界線をつくり過ぎなきゃいいのですが。



