第2の世界は、終了して間もないキバの世界。
僕たちが知っているキバの世界と違うところが多々あり、それがキバの世界に本来あるべきものを一層際立たせる、なんとも心の奥底を締め付ける展開。「全てを破壊し、全てをつなげ」のコピー通り、それぞれの世界に欠けているものをもう一度つなぎ合わせる役割を、士=ディケイドができるのか・・・
○キバの世界ー空虚な王ー
前回の流れから、見えてきた士=ディケイドの旅。
それはディケイドだけでなく、各ライダー・士が失っているものを取り戻すという「破壊と創造(再構築)」の旅。今回はキバの世界。どうやら内面の再構築をする話になりそう。
キバの主人公・紅渡といえばバイオリン、心の音楽、父との交流、つまずいても立ち上がる信念、などなど、内面の成長が大きくクローズアップされた主人公だったのは記憶に新しいところ。世界観のテーマとして、人間とファンガイアという異種の確執や対立が確かに存在していたけど、最後は主人公達のよりミクロな成長と世界のあり方が連動していくというボトムアップな展開に、個々の葛藤とその果ての結果は世界とつながっているんだよ、という希望のメッセージをもらった気になったもの。
ハーフであるという苦悩、他者とのコミュニケーションでの悩み、ままならない気持ち。
苦難多き渡を支え、父・音也や仲間たちをつなげたのはバイオリンとして具現化されていた己の音楽だった。渡の内面性の構築に、音楽は欠かせないアイテム。
それが抜け落ちて、人間とファンガイアのハーフという身の上の背景(事象)及びファンガイアの王という身分だけが形として残されている、まさに空虚な存在。
この空虚感は、キバの世界にも漂っていて、表向きは平和で、かつての紅渡や真夜たちが夢見た共存の世界を実現したかのように見えても、それはルールで縛り付けただけの、うわべ上の共存であり、渡たちが願った相互理解には遠いんですよねえ。
皮肉なのかもしれないけど、かつて「人とファンガイアが結ばれてはいけない」という掟を、執行役のクイーン真夜が犯したことで、新たな未来が開けた(渡が生まれた)という「破壊と創造」を、今、人間とファンガイアとの共存という掟が「破壊」され、混沌の状態に陥るという可能性を示唆していること。現に本来渡(ワタル)になくてはならない存在の両親が、共存に挫折したという、これまたオリジナルと致命的に異なる事実が、共存という掟の危うさをさらに匂わせているような・・・
ハーフ、王という背景ではなく、愛・理想・信念に代表される己の心のありようを確立できるかどうか。それがワタルの越えるべき壁であり、士・ユウスケがたどり着かせたいゴールになるはず。想いがあるから、壁にぶつかったり傷ついたりする。でもその先にこそ目指すものがあって、避けていては掴めない。不器用でもいい、進み続けることこそ重要なのだと。。。
士が持っているバイオリン(カバーがディケイド色なのが笑えた。バイオリンには全く似合わない・・)
ユウスケとの心の触れあい
ちゃんと種は撒かれているだけに次回の決着が待ち遠しいp(^-^)q
○キバ VS Dクウガ
不謹慎かもしれないけど、やっぱりライダーバトルは燃えるキバVSディケイドという主役同士の戦いで既にヒートアップしているのに、Dクウガでも戦ってくれるとは(嬉)
オリジナルでもなかなか機会に恵まれなかったキバのフルフォームチェンジが見られる時点ですでにオリジナルよりも豪勢(笑)なのに、Dクウガもフォームチェンジ(Dクウガになることで専用のフォームチェンジカードが追加される模様)まずあり得なかったであろう平成ライダー先駆けVS最新ライダーとの戦いは、繰り返しになるけど熱い(爆)
もっともタイタンソード→ドラゴンロッドへとそのものが変えられてしまったドッガハンマーが哀れ(泣)ドッガは大丈夫だったのでしょうか?
○刺客ライダー
地獄兄弟に続く刺客ライダー、カイザ。
また、なんと懐かしいヘ(゚∀゚*)ノ
あの不遜な態度と、しなやかな動き。「邪魔なんだよ」などの名言も聞けた(嬉)
よくよく見ると、銃剣一致の武器を持つライダー同士の戦いでした(笑)次は同じ銃剣一致のイクサとのバトルを期待します
○その他
・本日の夏海語録「レッツ変身
」そんなノリかいいいいいい
・ナツミカン、いくらなんでも運転中に笑いのツボは危険すぎます(笑)
・キバーナ(沢城さん)色っぽい
・麻生母娘が苦心して倒したライオンファンガイア、ディケイドには瞬殺対象(涙)しかも勘違いとは、、、
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