The Childhood of Humankind Ends(人類の幼少期は終わる)
そして
劇場版ーーーーーーー(=⌒▽⌒=)
○未来のために
作中解は前回既に出ていたので、最終回は世界に残る残り火を燃やし尽くすことで過去と決別する儀式。そんな気持ちで見ていましたが、意外と外れていなかったようです。
イノベイト軍団との決着はともかく、それ以外の各キャラがみんな分かり合ったのが、ある意味怖いくらいのハッピーエンド(笑)
コーラサワー生きてるし(笑)しかもカティとの超格差婚(爆)
そんな中で、刹那とマリナがきちんと分かたれた道を歩むことが再確認されて、切なくもあり、うなづいてもみたり。特にフェルトが刹那に託した花が大破したダブルオーライザーの中で刹那が手を伸ばしながらも、最後はコクピットから宇宙へ離れていく様は、個の救い・幸せといったマリナの願いが、刹那には届かなかったことを象徴しているようでした。また、ファーストシーズンでの刹那→マリナの手紙は届いたのに、マリナ→刹那の手紙は(現時点で)届くことなく、トレミーが宇宙へ旅立つシーンで、もうすでに道は別たれている(ゴールは同じだろうけど)ことを印象づけているようで・・・
分かり合わなければいけないという、人類への想いは届いたけれど、全ての人たちが相手に望んだことを受け入れてくれるとは限らない。それがポジティブな形で現れたのがこの2人なのかな、と。
○ラストバトル
スタートから20分弱のラストバトル。
でも、もっと長く感じるほどの、すさまじい戦いでした。ちゃんとアレルヤ×ハレルヤの超兵融合が為されていたり、ライルロックオンが最後の最後まで戦い続けたり、と見せ場もたっぷり。
もっとも最大の見せ場は、刹那VSリボンズ。まさか決戦が
ダブルオーライザーVSリボンズガンダム → エクシアVSオーガンダム になるとは(驚)
かつての原点、かつての愛機での戦いという、何とも言えない皮肉の対戦には、ガンダム・そして太陽炉という、CBの2大神器からの脱却(卒業?)がテーマとして込められているんでしょうね。
オリジナル太陽炉があれば僕にだって、とリボンズは言っていました(前回リバイバルも)が、これだけCBとイノベイトとの兵器の差がわずかになると、勝敗を分けるのはガンダムや太陽炉といった、いわばソフトではなく、勝敗を分けるのは人の意志・心の強さというハードでの戦いの差なのだ、という変化がそこにはあった。
リボンズはイノベイトを道具ーソフトーとして利用していた反面、己の存在意義を生まれた理由でしか定義できないというハードの脆さを持っていて、ヴェーダ無きあと、存在意義を証明しようとし、ガンダムやオリジナル太陽炉といった価値あるものに乗っかろうとしていた。刹那もガンダムというソフトを使うことで、ハードを高めようとしていたけれど、今の刹那の強さは未来のために変わるというハードの変革が起きたことで、刹那自身が強くなったのだ、という明確な差ができた。
ガンダム×オリジナル太陽炉という同条件ながらも勝敗が決したのは、ソフトではなくハードの差。刹那がイノベイターとしてではなく、刹那としてリボンズとエクシアで戦い続けたのも、イノベイターというソフトではなく、それを含めた刹那というハードの強さがあってこそではないかと。
世界を変えるのはガンダムではない、というところに着地させたところが、深いなあ、と感嘆
○そして・・・
来ましたね、劇場版(嬉)
気になるポイントは2点
1、世界に残るイノベイト
国連や中東のシーンで映っていたリボンズ(ヒリング?)似の人やアニュー似の人。
一瞬、単なるサービスカットかな?とも思ったのですが、よくよく考えるとアニューのようにイノベイトとは知らずに人間として送り込まれたイノベイトがいたのだから、他のイノベイトがいてもおかしくはないな、と。
いい風に捉えれば、「人類とイノベイトは共に歩んでいく」ことを実戦するために、ヴェーダ(ティエリア)が送り込んだ、いわばパートナーとしてのイノベイト。
悪い風に捉えれば、リボンズが残したイノベイトの残党
おそらく前者だとは思うのですが、うーん・・・
2、木星
唯一解かれていない謎があるとすれば、それはファーストシーズンで出てきた、木星。
オリジナル太陽炉が生成できる場所であり、イオリア計画の過程において、唯一描かれた場所。
なぜイオリアはこの壮大な計画を立ち上げたのか、なぜその計画は木星でなければならなかったのか、データベースとして残されていたハロについても触れられていませんしねえ。やはり木星には‘対話’に関する何かがあったのでしょうか・・・
と、ここまで行くと、20世紀少年のよげんの書みたいですけど(笑)
何はともあれ、劇場でまたCBが見られるとはヾ(@^▽^@)ノ
SEEDの劇場版も控えてますし、今年~来年はガンダムイヤーですね。
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