「命よりも意地を、勝敗よりも誇りを」の一角と弓親。
これまではそのプラス面ばかり描写されてきましたが、今回はそれに対するカウンターパート。じゃあ秘密を隠すためなら負けても(死んでも)いいのか、というマイナス面が、がっつりと語られていました。
柱を死守せよ、という指令を絶対に守らなければならなかった一角。例え卍解使ってでも勝たなければならなかったのに、卍解使えると知れれば、十一番隊に(剣八のそばに)いられなくなることを恐れた一角は、勝敗よりも秘密を隠し通すことを選択した、それに対し大激怒した射場さん。優先されるべきなのは、尊厳ではなく勝敗だと。
これって、個人の尊厳と集団の統制というテーマにそのまま置き換えられそう。例え一角の思いが尊重されるべきものであったとしても、集団で戦っているのだから、集団の命令は守られなければならない
負ければその結果はその負けた者だけではなく、集団全体に関わる事態なのだから。過程も大事ではあるが、やはり勝敗であり結果。射場さんが示したのは、集団としてのルールなんですよね。
ただ、結果ばかり求めるのではなく、一角の秘密を明かさないという‘尊厳’をまもったあたり、きちんと一角にも配慮しているのだなあ。個人と集団は難しいけれど、こういうところで折り目を付けていく限りお互いに伸びていけそう。
最終的に、射場と狛村という、二人の‘秘密の共有‘’者が生まれたことで、一角が実力だけではない、本当の力を身につけていくのかな、と期待。剣八の後ろではなく、背中合わせて、真横で戦える関係へのステップアップこそ、一角の次なる目標?
それにしても
狛村の卍解、すごすぎΣ(゚д゚;)
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BLEACH 220話感想
発売日:2009-07-29