「1人じゃないって、案外いいものだぜ」(蛇野)
久し振りのハートフルなお話。
ハートフルなお話に、これまた久し振りの夏梨&遊子が登場でほのぼのな雰囲気に
日番谷といい、蛇野といい、子供キャラ(笑)と夏梨って、いい相性だなあ。
◆自由とは
いつもつながれていることを嫌い、1人で現世を遊覧する蛇野。1人で好きなように行動し、好きなようにしていたい、と思うその一方で、知識の薄い現世で困惑することに・・・
自分が見えない現世の人々、わからないことを聞くことすらできない世界。
次第に「自由」を「孤独」へと変化させていく蛇野の前に現れたのは、黒崎一護の妹たち。自分が見える二人(といっても見えるのは夏梨のみ)との交流の中で、いつしか蛇野は、本当の「つながり」のある喜びを得ることに・・・
という展開。
序盤の見えるつながり(蛇野と猿野とをつなぐ鎖)を‘しがらみ’のごとく嫌悪していく蛇野が、
夏梨や遊子との見えない‘つながり’を感じることで、己と他者とがつながっていることの大切さを知っていく。
うーん、なんと王道。
最初、蛇野が渇望した「自由」は、猿野や恋次といった、常に一緒な者たちからの脱却でしかなく、その「自由」を手にした蛇野が感じたのは、誰ともつながれない悲しさだった、というのは、実はとんでもなく悲しいことなのだということは、斬魂刀異聞伝で何度も語られたポイント(異聞伝より前の劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ[DVD]でも、そんな箇所が出てきました)
「あんた、さみしい奴だな」
刀獣との戦いで蛇野が放った言葉が、刀獣の言う「自由」がどれだけ終わりのない「孤独」なのかをきちんと示していたのが印象的。死神図鑑ゴールデンのようなベッタリはどうかと思うけど(笑)目に見えないつながりを、恋次・猿野以外で作ることができたのは、蛇野の大きな収穫、ですね(≡^∇^≡)
一方、またしても片道通行な‘トモダチ’を作ってしまった夏梨・・・また会える可能性が日番谷以上に低い蛇野だけど(笑)また会えるといいですな☆
◆BLEACH 過去篇 上 [DVD]
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