「オレは、陸奥九十九・・・だから」
言ってくれるのは嬉しいけれど、今の九十九が言うと、何となく不安になる・・・
月刊 少年マガジン 2011年 02月号 [雑誌] | |
![]() |
◆宿泊は神武館で1 陸奥の重み
ようやく神武館メンバー&マッイイツォと九十九が合流し、懐かしのご飯シーンへ。彼らからしても、我々読者からしても、ようやく九十九と再会できた喜びと、これまでの経緯を知りたい思いが交錯しますね~
で、気になるところと言えば、やはり今の九十九の状態について。
本人曰く「虎砲は出そうと思えば出せる」「弱くなることは有り得ない」「陸奥は陸奥 弱い者は名乗れない」
と、かろうじて『陸奥』というアイデンティティは覚えている(体にしみこんでいる)らしい。
ただ、あれほど言っていた「陸奥圓明流千年の歴史に、敗北の二文字はない」が聞けそうな雰囲気がないのは『弱くはない』けれど『負けない』とは言えない、という近くて遠い境界線が、今の九十九には明確にある、ということ。
対宮本戦でも出ていた「負けてもいい」。これが今の九十九の『壊れている』要素なのか・・・
これまで本人が背負おうとしていた『陸奥』の重みは強いことと、負けないことが=に近い距離だったはず。それが強さと結果が切り離されていて、それがどこか鈍く(弱く)なっていることにつながっている。これは、ある意味キケンだな・・・
◆宿泊は神武館で2 山田さん(仮)
で、なんで出てきたかと言えば、山田さん(不破さん?)からリングへの道を示されたらしい。立ち振る舞いからしても、やっぱりあの人は圓明流につながる人のような気がする・・・
そして、九十九VSケンシン・マエダについては、第1回でマッイイツォが話したこと以上のことはほとんど出てこなかった(九十九の帯が無くなってしまったのも事実だった。地味だけど九十九と舞子とのつながりを感じさせるアイテムだっただけに今後の影響が少し気になる・・・)
ただ、「オレは陸奥九十九らしい」 → 「オレは陸奥九十九・・・だから」へ言い回しが変わったのは、やはり舞子との関係の中で何か自分に変化を起こしたのだろうか。『陸奥』を名乗ってくれるのは前作からのファンとして非常に嬉しいのだけど、この流れで言われるとなんか不安になります(苦笑)ま、前作第一話からの話しを織り交ぜながらの九十九と舞子の会話はホッとしますね♪
※懐かしの木村さんは支部長まで出世していたらしい。現役の陣雷とは異なり一線は退いたんだろうな。でも変わらずの九十九理解者(というか大ファン 笑)
月刊 少年マガジン 2011年 02月号 [雑誌] | |
![]() |
修羅の門 文庫全15巻 完結セット (講談社漫画文庫) |
|
![]() |
川原 正敏
講談社 2010-11-01 |