機動戦士Z(ゼータ)ガンダム〈第4部〉ザビ家再臨 (角川文庫―スニーカー文庫) | |
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富野 由悠季,美樹本 晴彦 |
シャアとハマーンの確執、そしてカミーユとハマーンとの共振が、ミスマッチングしながら進む、非常に生々しい展開。 富野さんの考えるニュータイプ論の本質から外れていくシャアと、本筋へ進んでいくカミーユとの対比は結構わかりやすく描かれていると思う(シャアはうすうす感じながらも、自分の感情をコントロールできない。ここらへんが、シャアが今ひとつ大人になりきれない所以なんだろうなあ)
しかしながら、こうやって文字で表現されると、登場人物同士の反発の原因って、意外と感情のもつれ以上の深さがないんですねえ(笑)人物に絞っていけば頷けるところもあるのだけれど、これで戦争しているんだよな・・・ここに参加してたら、納得できてたかなあ。