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龍馬と八人の女性 (ちくま文庫) 阿井 景子 筑摩書房 2009-09-09 by G-Tools |
坂本龍馬。この幕末の風雲児を語る上で出てくるのが、女性関係(こういう言い方すると、なんかいやらしいな)この本では、龍馬と関係性のある女性に焦点を当てた短編集(小説というよりは評論に近いかもしれない)
ちょっと新鮮だったのは、女性に焦点を当てると、情熱的で、割と猪突猛進で、それでいて目の前の女性に純粋だった龍馬像が見えてくる(それが彼女らの人生すら変えていくことになるのだけど)そして同時に、龍馬と生きていたからこそ輝いていた、彼女達の生き様も感じられる内容。
龍馬と出会ったが故の切なくなる生涯。果たして彼女たちは幸せだったのか、ふと空を見上げてつぶやいてしまった。。。