身につまされる江戸のお家騒動 (朝日新書) | |
![]() |
榎本 秋 |
もう内容はタイトルのまんまです(笑)
まさに「身につまされる」権力者達のいざこざが、ケース別にこれでもか、というくらい収録されてます。
当初は政策の内容にこだわって、実力や功績に応じた人員構成て運営を調節してきた各藩が、時代を経て組織が落ち着いてくると、中は形式化していき、形にこだわるようになっていき、それに対抗する新しい考え方の一派が生まれ、藩の実権(方向性)を巡り、対立していく・・・要素だけ切り取るとまるでコピペしたかの如く、どの藩も一緒(驚)人って本当に変わらないんだなあ。
各章の最後に、現代への教訓ということでまとめが書かれているので、そこを踏まえて今後の糧にしたい、それが歴史を学ぶ意義なのだから。