モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

2013年4月読んだ本のまとめ

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:6098ページ
ナイス数:490ナイス

 ごめんなさい、完全に3月分のまとめを忘れていた・・・3月分については、3月読んだ本のマイベスト10で改めて(後更新で)紹介する予定。。。

破天の剣破天の剣感想
久々に歴史小説で感極まった。作品内の漢たちが、まさに読み手の心にぶつかってくる傑作。戦国時代の島津家の末っ子・戦の天才家久の、「坂の上の雲」の児玉源太郎を彷彿とさせる閃光の生涯を描いた本作は、勇猛な島津家にあって、「家族」という心の結びつきと、現実の使命との境目で揺れる島津四兄弟の血の涙が切なさを誘う。特に家久の天性の才能と、戦いでしか己を輝かせられない脆さを抱えた生き様は、人の幸せを考えさせられる。また、出生の秘密や病死の真相など、家久の生涯で避けて通れないポイントを書ききった天野氏の姿勢は脱帽の一言!
読了日:4月1日 著者:天野 純希
大いなる謎 平清盛 (PHP新書)大いなる謎 平清盛 (PHP新書)感想
大河終わったのに今さら~、という内なる声を聞きつつも(笑)平清盛及び平家とその人々について分析した一冊。大河では採用された「清盛=御落胤」説を懐疑的に判断していたり、一緒くたにしていた平家を「武家の平家(伊勢平氏など)」と「公家の平家(清盛の妻・時子の実家)」に分けて分析することで、平家の隆盛をより明確に表していたり、とドラマだけでは理解しづらい、史料から見る実態を感じることができる。晩年の清盛についても、フォローすることなく「別人のようだ」とバッサリ切り捨てているのも好印象。
読了日:4月2日 著者:川口 素生
すごい「考える力」! (知的生きかた文庫)すごい「考える力」! (知的生きかた文庫)
読了日:4月3日 著者:ジョン・C. マクスウェル
こちら葛飾区亀有公園前派出所 185 (ジャンプコミックス)こちら葛飾区亀有公園前派出所 185 (ジャンプコミックス)
読了日:4月4日 著者:秋本 治
新テニスの王子様 10 (ジャンプコミックス)新テニスの王子様 10 (ジャンプコミックス)感想
表紙見て思ったけど、不二は新テニプリでお当番回まだですなあ。手塚が旅立つときに戦ったくらいだけど、今後出番あるのかな(涙)そして本編は、テニスというよりもはやドッジボール(もしくは新手の格闘技)。金太郎VS鬼が、久々にテニスしてるなあと思ったくらい(が、すぐに超人展開が始まる・・・)この作品はどこに向かおうとしているのか、イマイチつかめないんだけど
読了日:4月4日 著者:許斐 剛
To LOVEる―とらぶる― ダークネス 7 (ジャンプコミックス)To LOVEる―とらぶる― ダークネス 7 (ジャンプコミックス)感想
主要キャラが揃い、そろそろ本筋メインへ動くのか、と思いきや、通常興行に戻りましたな(笑)そして通常興行に戻ると、この作品タダのエロ本です(爆)これだけ魅力的なキャラクター多いのだからド直球のラブコメすればいいのに、と思うのだけど、もはや正当ラブコメには戻れないのだろうか(笑)特にララファンや春奈ファンは忸怩たる想いがあるに違いない(特に春奈ファン。相思相愛同士がなぜこんなケダモノネタでしか話作ってもらえないのか、とか)そしてハーレム展開にキョーコちゃんまで参戦?
読了日:4月4日 著者:矢吹 健太朗
江戸の備忘録江戸の備忘録
読了日:4月6日 著者:磯田 道史
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)感想
遅まきながら、ようやく原作読破開始!いや~おもしろい!好きな方が多いのがすごくわかる。とにかく会話のテンポがいい、登場人物のキャラ付けが上手で、配置に過不足がない、そして何より暖かみがある。理解しづらい世界観と、(意外に多い)小難しい説明、どうなの?と思わせる設定など、意外にとっつきずらい点はあるにも関わらず、それらを十二分にカバーできる娯楽性はハマること間違いなし☆ちなみに自分はこんな世界に(そもそも)なって欲しくない(爆)本好きはもちろん、本好きじゃなくても、読めば本を、言葉を探したくなりますよ♪
読了日:4月8日 著者:有川 浩
身につまされる江戸のお家騒動 (朝日新書)身につまされる江戸のお家騒動 (朝日新書)感想
もう中身がタイトルのまんま(笑)まさに「身につまされる」権力者達のいざこざが、ケース別にこれでもか、というくらい収録されてます。当初は中身にこだわって、実力や功績に応じて運営を調節してきた各藩が、落ち着いてくると形式化していき、形にこだわるようになっていき、新旧の思想で対立していく様は、要素だけ切り取るとまるでコピペしたかの如く皆一緒(驚)人って本当に変わらないんだなあ。各章の最後に、現代への教訓ということでまとめが書かれているので、そこを踏まえて今後の糧にしたい、それが歴史を学ぶ意義なのだから。
読了日:4月9日 著者:榎本 秋
舟を編む舟を編む感想
昨年の本屋大賞本、映画化の流れも受けてようやく読み終えた・・・で、読んでみてホントに心が温まる珠玉の名作!大賞取ったのも頷ける☆新たな辞書完成に人生を注ぎ続けるメンバーの長い長い道のりと、関わったメンバーそれぞれの群像劇。一見小難しそうなあらすじとは裏腹に、どこか抜けていて、どこかコミカルで、そして誰よりも熱いメンバーが、己の今を通じて、自分の人生に温度の通った言葉をつないでいく・・・辞書完成に近づくに従い、徐々に高まる熱意に惹きこまれること間違いなし♪熱意を失ったとき、くじけそうなときにまた読みたい~
読了日:4月10日 著者:三浦 しをん
ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)
読了日:4月11日 著者:川原礫
小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (講談社キャラクター文庫)小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (講談社キャラクター文庫)感想
平成ライダー10周年作品、11年以降のライダーに大きな影響を与えたディケイドの小説版。ある意味最も小説向きの要素満載(笑)と思っていた。読んでみると収拾つけずに終えた本編とは異なり、各キャラクターに明確な背景と結末を用意させていたので、収まりは非常によかった。良太郎・五代・天道がオリジナルで登場したのも大きなファンサービス☆その分夏ミカンや海東など不憫なキャラも出てきたけど(涙)本編との大きな違いは、世界を飛び出すのではなく自分がいるべき世界へ戻ることが運命づけられていたこと。ま、これはこれでアリだなあ。
読了日:4月12日 著者:鐘弘 亜樹
史記 武帝紀 1 (ハルキ文庫 き 3-16 時代小説文庫)史記 武帝紀 1 (ハルキ文庫 き 3-16 時代小説文庫)
読了日:4月15日 著者:北方 謙三
小説すばる 2013年 05月号 [雑誌]小説すばる 2013年 05月号 [雑誌]感想
岳飛伝】第二章開幕。秦容がバカン(ミャンマー?)、生き延びた岳飛は大理(雲南)へと、着実に舞台は広がっていく。一方、講和が済んだ南宋と金はそれぞれの思惑で経済区域の拡大を模索。着実に梁山泊包囲網が・・・もちろん梁山泊も動き出すのだけど、盛栄最期の仕事が済んだかと思いきや、ようやくようやく登場したら「ここが、お前の死に場所だ」と言われる項充、、、え?いきなり死亡フラグ(というか死亡宣告)!突然すぎて、思わず「はい?」と言ってしまったわ~
読了日:4月16日 著者:
修羅の門 第弐門(9) (講談社コミックス月刊マガジン)修羅の門 第弐門(9) (講談社コミックス月刊マガジン)感想
スープレックスは投げるのではなく落とす』『腕の付け根を攻撃すれば力が入らなくなる』ああ、なんと懐かしい(嬉)前作からのファンにはたまらない名シーン&名セリフが飛び出す飛田戦。クラウザーさんまで現れて、懐古試合(失礼)かと思っていた飛田戦でこんなに熱くなるとは思わなかったよ!そして、「ボクに言えること一つしかありません。 あの時も今も一つ 『スタンドアンドファイト』」待ってましたよテディさん!!時代を経ても、この言葉が心を奮い立たせてくれる☆
読了日:4月17日 著者:川原 正敏
名探偵コナン 79 (少年サンデーコミックス)名探偵コナン 79 (少年サンデーコミックス)感想
黒の組織との暗闘は(またしても)いったんお預けで、この巻は通常運行。珍しく(いつも以上?)おマヌけなミスを犯した怪盗キッドに、東西名探偵の事件簿編が2つの事件に挑む流れ。やはり服部と和葉が絡むと雰囲気が和むし安心して読んでいられる(笑)さすがに80巻近くにもなると、おっちゃん・蘭・コナンじゃ変わり映えしないもんなあ。今度の映画でもコナン&服部で事件に挑むみたいだから、ますます楽しみだ☆
読了日:4月17日 著者:青山 剛昌
銀の匙 Silver Spoon 7 大蝦夷農業高校生徒手帳つき特別版 (小学館プラス・アンコミックス)銀の匙 Silver Spoon 7 大蝦夷農業高校生徒手帳つき特別版 (小学館プラス・アンコミックス)
読了日:4月17日 著者:荒川 弘
暗殺の世界史―シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正煕まで (PHP文庫 お 58-1)暗殺の世界史―シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正煕まで (PHP文庫 お 58-1)感想
初めにお断りしておきます。ホントにこの本読んでいたのはたまたまです。ただ、ボストンマラソンでのテロ事件の映像を見て、読んでいる途中だったこの本の、語られてきた暗殺事件が身に迫ってきて、汗が止まらないほど慄然とした・・・きっと当時、この事件が起きた現場にいた方や映像を見た方の衝撃や悲しみは、後日それを知る私たちが感じるものとは比べものにならないものに違いない。そのことを忘れないようにしたいし、許しちゃいけないやり方だ、と改めて感じた。
読了日:4月18日 著者:大澤 正道
やられっぱなしで終わらせない! ことばのゲリラ反撃術やられっぱなしで終わらせない! ことばのゲリラ反撃術感想
仕事で、家庭で、プライベートで、相手に言い返せない・我慢してしまう方々にオススメの一冊。タイトルの通り、がっつり言い返すテクニックではなく、相手の勢いを削ぐ、話題をそらす、言い分のいくらかを認める、といったリスク軽減テクニックが、やわらかい文調で説明されているので、手法が、肩肘張らずにす~~~っと入っていく♪後半では上級テクとしてカウンター(切り返し)法も紹介されているので、そこまで身につけられれば、かなり対人関係で懐大きく接することができるかも。
読了日:4月19日 著者:ゆうき ゆう
図書館内乱  図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)感想
主要キャラの短編回が中心の第2巻。ただ、前巻ではそれほど強調されていなかった、図書隊の使命がより明確に表現されてきて、かなり熱いセリフが多かった。(特に小牧回、ーあの子が自由に本を楽しむためにーは思わず泣きそうになった)相変わらず周辺の社会背景は理解するのが難しいけど、図書隊に焦点を当てれば、本を守るって、そして守られているって、もしかしたらとんでもなくすばらしいことなのかもしれないって思えるから不思議(笑)今回は完全な悪役の手塚兄も、(やり方はともかく)思想はアリだと思うから次巻以降に期待!
読了日:4月22日 著者:有川 浩
バガボンド(35) (モーニング KC)バガボンド(35) (モーニング KC)感想
月1連載が安定してから初のコミックス35巻。1話1話ごとの内容がこれまでにないほどきちんと完結・連動していて、井上さんと連載ペース・ページ数の波長が合っているのを感じる、先が見えてこない不安はあるけれど、井上さんが納得する形で続けて欲しいなあ。さて、内容は引き続き武蔵が自然との対峙を通じて、少しずつ自分自身を包み込んでいく様が描かれている。こだわればこだわるほど、まるで武蔵が自分自身と戦っているかのような、それでいて悲壮感が薄くむしろ安心してくるのは、井上さんの絵の力だろうか?
読了日:4月23日 著者:井上 雄彦
四十の魂―ユニコーンへの道四十の魂―ユニコーンへの道感想
タイトル見て、なんのこっちゃ?と思ったけど、この本隠れた?名本にして大傑作本!このまま行けば2013年マイベスト10入り間違いなし☆筆者・福井さんが自身の幼少からの、ロボットと共に歩んだ人生を、赤裸々に綴ったエッセイ集(飲み会での対話の如く、かなり砕けた内容(笑))内容もかなりマニア向けな部分があるけれど、仕事に、生き方に、そして己の心に妥協しない魂の輝きが、まぶしく読み手に迫ってくる。もちろんUC(ユニコーン)秘話も満載!ガンダム(ロボット)ファンはもちろん、『今』に違和感を持つ全ての方、必読です!
読了日:4月23日 著者:福井 晴敏
人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)感想
いや~、またしても名本に出会えるとは(嬉)目の前の状況や人の見方、そして自分自身すら「具体的な」ものに定義し、縛り付けている現代人の見方に対し、自分以外の存在のことを想定したり、置き換えたりして考えられる「抽象的な」思考のススメ本。こう書くと小難しそうな内容ではあるが、難しい単語の中に「ああ、言われてみればそうかも~」と思わせる場面が多数登場するので、一度考え方を吸い込められれば、目の前が(というか自分自身が)パーッと開けた感覚が味わえる。ヘタな自己啓発よりも断然オススメな一冊です。
読了日:4月24日 著者:森 博嗣
密室の鍵貸します (光文社文庫)密室の鍵貸します (光文社文庫)感想
謎解きはディナーのあとで」の東川さんデビュー作。前半こそ世界観や登場人物の前座作りで退屈になるが、中盤以降の視点を巧みに入れ替える構成や、終盤のドンデン返しは圧巻の一言。後年の数々の作品がここから始まったのかと思うと、ナルホド余人じゃ作れない世界観を感じますわ(ただ、やっぱりこの方は長編よりも短編の方が良さが引き立つなあ、と思ったけどね)当時、この作品を読んだ人は、きっと「すごい作家が現れた!」と驚いていたに違いない(笑)
読了日:4月25日 著者:東川 篤哉
図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)感想
前巻に引き続きの短編(前後編話しもあり)。作者も思い入れ深いと語っておられた「ねじれたコトバ」はまさに、この歪んだ世界観を象徴するエピソード。言葉って難しいけど、(誤解という負の要素も含めて)発し続けなければいけないよね、という希望が含まれていて嬉しかった。自分にとって意外だったのは稲嶺勇退のとき、不覚にも泣いてしまった・・・そうか、この方の不退転の決意から、この歪んだ世界への反抗は始まったんだなあ。明らかに次巻は図書館最大の危機が待ち構えているけれど、稲嶺さんと奥さんの姿勢が希望につながると信じたい。
読了日:4月30日 著者:有川 浩
武士に「もの言う」百姓たち: 裁判でよむ江戸時代武士に「もの言う」百姓たち: 裁判でよむ江戸時代感想
江戸時代、百姓は役人から税金(米)を搾取され、物言うことは出来なかった・・・こんなイメージを覆す衝撃作。百姓は比較的(タイトル通り)物言っていて、比較的きちんと?吟味されていたのだから!(役人(武士)側には、明確な裁判基準がなく(よく言えば)臨機応変なお裁きだった)。基準が明かされないなか、裁判事例をまとめたマニュアルが裏で作られていたり、裁判請負人が生まれていたり、と百姓側のしたたかな進化も見逃せない。各章に、問題の整理コーナーを設けてくれる、非常に読み手に配慮した構成作りも魅力のすばらしい一冊。
読了日:4月30日 著者:渡辺 尚志

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