モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

【2013年読破本92】岳飛伝 第十九回(小説すばる 2013年 06月号)

各人物の掘り下げ回。

小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]
小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]   Amazonで詳しく見る by AZlink

前回示唆された、青蓮寺がついに動き出したようで、南宋内でも政府VS青蓮寺が勃発。しかもそこに韓世忠が混じったことで、状況はややこしいことに。

その韓世忠は(結果として)人並みの愛着を持ったことで、返って秦檜にも足元をすくわれる(涙)。前作でも一丁前に諜報部隊雇って独立を勝ち取ろうとした傀儡政権がいたなあ。でも相手がノウハウ豊富な南宋と青蓮寺じゃ中途半端感が否めない・・・しかも組織の軍人として、梁山泊との水軍決戦を指示される、こりゃ自滅パターンじゃないか?

そして遠く異国の地に一人起つ岳飛、着々と開拓を進める秦容、志と信念を胸に梁山泊を離れた(実際は一時離脱扱い)韓成。

替天行道は場所ではなく、その心にある。だからあちこちに梁山泊はあっていい、そんなメッセージが込められているような気がするなあ。

【今回の動き】 ◆チョ律:陳家村へ再び潜入。燕青も共に入り込む。 ◆韓世忠:結局梁紅玉を妻?にする。また南宋からの資金を流用して独自の諜報部隊を持つなど、独自勢力をするも、南宋の軍人という立場以上の勢力を作ることが出来ず、その甘さを秦檜に突かれる。妻?を奪われ?、梁山泊との決戦を強いられた彼の運命は・・・ ◆秦檜 ;始まった青蓮寺との暗闘。そして未だなおその集団を支える資金源(銀と銀山)を探る。その中でも強力な統率力と仕組み作りで確実に組織力を高めている。彼にすれば、韓世忠など中途半端なリーダーに見えてしまっているようだ。 ◆岳飛 :追っ手を振り切って南へ。家族や岳飛軍の安否を気にしつつも、新天地を求めている。 ◆宣凱 :新生梁山泊のリーダー。頭領に推されてはいたが辞退し「統括」を名乗りそこに落ち着いた。各地の梁山泊メンバーに関しては、個人の裁量を重視しつつも重要なところは判断をしている模様。どうやらこの先に控える展開に関しても戦略があるような・・・実は朱杏に気があるが自覚症状無し(爆) ◆張朔 :日本には藤原秀衡と会合。北方軍記物を読んできた方なら安東一族にニヤリとしたのではないだろうか(「破軍の星」で山の一族として登場)。藤原一族と梁山泊は交易や人事交流(笑)を通じて信用を得てきているようだ。 ◆韓成 :ここ数回で覚醒した漢。梁山泊からは抜けた形にはなるが、結果としては西方の平定に大きな功績を残すことに。前作の中盤から最も予想しなかった動きを見せてきた韓成、ここにきて‘西の梁山泊’の要になりつつある。 ◆秦容 :着実に南方の開拓を進める

小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]
小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]   Amazonで詳しく見る by AZlink

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ にほんブログ村

本・書籍 ブログランキングへ