北方史記の第二巻。
今巻が武帝(漢)の最盛期といっても過言ではないくらい、武帝の思い描いた光景が実現しつつあった時期。
ただ、武帝の思考の穴?と衛青の思わぬ脆さが露呈し、危うく大ピンチに・・・
中央集権の弱みですよねえ。
衛青が天才的戦術家とはいえ、基本は根っこ(トップ)があってこそ。
武帝がしっかりしていないと(涙)
が、漢には霍去病という次世代の天才が現れ、このまま行けば軍事は安泰か・・・
そして匈奴は一時の落ち目から、頭屠を見出して組織の再編と中央集権化を目指す。
皮肉にもお互いを高め合う流れになった攻防の行方は?

史記 武帝紀 2 (ハルキ文庫 き 3-17 時代小説文庫)
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2013/06/15
- メディア: 文庫
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