トーナメントは残り4選手の戦いへ・・・
第一試合 陸奥九十九 VS ジム・ライアン
第二試合 飛田高明 VS 姜子牙
月刊 少年マガジン 2013年 10月号 [雑誌] | |
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◆鋼鉄の男VS九十九
九十九の次の戦いは、ついさっき陣雷と戦い終えたばかりのジム・ライアン。まあ、順当な組み合わせかなあ。
大ボスの姜子牙は決勝戦まで取っておくだろうし、飛田は・・・う~ん、戦わせづらい(苦笑)前作からの読者からすると、もう一度九十九と戦ってほしいという思いもあるのだけれど、そのマッチは九十九にとって、この段階ではそれほど大きな意味を持たない気がする。
技の対策法をよく知っているとは言え、ヒザに爆弾抱えている飛田と、‘毀れている’とはいえ実力は健在の九十九だったら、結果はある程度見えているし・・・
むしろ、一回戦でほとんど手の内を見せなかった姜子牙の手の内を出させるほうが、物語的には重要。そのためにも、飛田にはもう一働きしてほしい~
とはいえ、陣雷のローキックを受けてもまるで効いていないように見えたライアンが、やっぱり効いていないことが判明(驚)しかもドーピング話しまで出てきたよ!
◆ルールと勝敗
陣雷戦のみの話しかと思ったけど、 今回の九十九戦も状況は同じ。このままいけば、九十九もルールで敗れる!?
ダウンカウント累積制というルールでは、投げにも寝技にも付き合ってしまう九十九には不利中の不利(笑)それでいて投げ技も打撃も、そしてスタミナも頑丈さも超一流のライアン相手では、どこかを突き崩さなければルール負け必至。あのおじさん(マイケル)が笑っていた理由はコレか!
となると、投げられてからの(投げてから?の)関節技で極めにいくか、一回戦みたいに虎砲や神威(まがい)のような一撃必殺技で形成を覆すか・・・いずれにしろ体力だけではなくルール的にも持久戦にも持って行きたくない展開。
今回伏線が絶妙だと思ったのはで九十九が舞子に言った
「アイツは壊れている」
と、内心思っていた
「でも、壊れていなければもっと面白い」
が、我々読者に絶妙な緊張感を与えていたこと(現に舞子は九十九の「壊れている」発言を当てにしている)
九十九のいう「壊れている」というのが陣雷のローキックの影響なのか、それとも(自身のような)内面の問題なのか、はたまたドーピングによる体への反作用?のことなのか。
そして「でも、壊れていなければもっと面白い」は何を期待しているのか・・・
ここ数回の九十九は大人になったからなのか(?)毀れているからか、臭わせぶりな発言が多くて気になってしょうがないです(涙)
月刊 少年マガジン 2013年 10月号 [雑誌] | |
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修羅の門 第弐門(10) (月刊マガジンコミックス) | |
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川原 正敏 |