岳飛、家族との再会。
そして李俊と、秦容との対面。
小説すばる 2013年 11月号 [雑誌] | |
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◆終わらせるための闘いへ
岳飛が“死”を迎え、もう一つの“死”を越えて、再び岳飛軍を作ったその理由
そして、岳飛を手助けした梁山泊の思惑
二つは重なり、そして、楊令伝で実現しなかった、両者の会合が実現する。
かつて命を奪い合った相手(特に秦容と岳飛は、楊令伝終盤で何度も闘っている)と、真っ新な?形で会って、話しをする。
岳飛伝スタートから想像していた場面がついに出てきた。感慨深いなあ。
特に岳飛が楊令との出会いのことを李俊に話すシーンは、岳飛伝の中のベストシーン候補になるんじゃなかろうか、そんな気すらしてくる(李俊の存在の大きさが、岳飛と梁山泊をつないでくれそう)
これで、岳飛と秦容たちによる、南からの北上というプランが現実味を帯びてくる。戦を終わらせるための戦、岳飛が描いた、己の命の使い方。いよいよ始まる。
◆その他
・簫炫材に迫る国の壁。梁山泊のように、何者にも属さない強さは、国と権力によって虐げられてしまうのか?
・本格的な闘いがまだ先だと、色々な漢たちの日常が描かれる事が増えてくる。それはそれで微笑ましいのだけど、史進がでてくるとドキドキしてくる。。。年齢を考えるとこの人のために闘いが起きてほしい、と思ってしまう(爆)
小説すばる 2013年 11月号 [雑誌] | |
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