昨年の大河『八重の桜』で、明治以降の殿様が時代をどう生きたのか、がちょっと注目されてきたような気がする。
慶喜や定保、土佐の容堂や越前の春嶽など、
維新を境にその名が消えた方々は、その後の人生をどう生きたのか?
その後半生を取り上げた一冊は、(その生き方で)賛否が分かれそうだなあ。
明治になっても政治の世界で活躍した方々もいれば、
趣味に没頭したり、酒飲みすぎたり、と己の時間を生きた方々も・・・
維新は(どちらかというと)下級藩士や浪人によって成し遂げられた革命。
でも担ぎ上げられた殿様にだって人生は続いていた。でも殿様としての役割が終わったことで、別の人生を歩めたことが、良かった人と悪かった人がいるなあ。