「はじまったな」
「はい、総帥」
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◆北上、開始
緒戦は攻城戦。満を持して高山兵、大活躍!なんだか、大水滸伝初期の致死軍を彷彿させるワクワク感♪そうそう、無双ぶりもいいけれど、こういう一発逆転のお披露目は、楽しいな。
まだ緒戦、それでも時間をかけただけあって、危なげない出だし(秦容など、首脳陣は際どい勝ち、と考えているみたいだが)
気がつけば、攻城VS防衛&攻勢、という構図が、お互いに攻め合い守りあうことになった。ここからは兵力差だけではなく
秦容・岳飛:残りの砦を攻略し、北上の足がかりとする。
南宋(辛晃):砦の奪還、秦容・岳飛軍の撃破、南下し本拠地の奪取
という目的の下での駆け引きになりそうだ。(あと、李俊が示唆した南方水軍との激突次第では、優位不利が入れ替わる)
◆その他
・水軍老将たち、今度は本当に最期フラグ
・北は金国内内乱は収まりそうだけど胡土児と侯真次第ではもう一荒れするかも。
・そして金の外交戦次第では西にも火の手が上がりそうな気がしてきた。韓成の真価が問われるな。
・ちなみに本号は岳飛伝特集。作品に出てくるキーワード集と、御大と張競氏(明治大学教授)の対談が掲載されているので、そちらも併せて読むと面白い。ちなみに対談で臭わせていた絹織物が早速出てきていて吹き出した(笑)南宋も独自流通商品開発、となると、流通路の奪い合いになるのか。これはこれまで以上に複雑な戦いになりそうだ。
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