本自体はもう10年近く前。
もしかしたら、発売当時はこういう考えが注目されていたのかもしれない。
完璧完全を求めた先にあるのは、それ以外を受け付けない世界。
だからこそ、問題ないと思っていた(あるべきではない)ものが崩れたとき、行く先すら見失う。
頷けるところもあった(医学的・科学的根拠がある箇所もある)けれど、2015年の今読んで、このトーン自体は受け付けられなかったなあ。
結果はともかく、やるべきは10割でなければならないはず。
足りないところを補い、伸ばしたいことを伸ばし、がんばりたいことをがんばる。
それが自分だけではなく周りやこの先の人や物を豊かにしていくと、改めて思う。
ほどほどの行動はほどほどの結果しか産まない。
そしてそれは自分の負担を減らすかもしれないけど、誰かの負担を増やしている。
そういう風に世の中も出来ている。