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【2015年読破本16】これが本当の「忠臣蔵」 (小学館101新書―江戸検新書)

これが本当の「忠臣蔵」 (小学館101新書―江戸検新書)

 

 

 

まさにタイトル通り。

これが史実の忠臣蔵。

 

歴史研究に定評の高い山本さんが読み解く、脚色無き忠臣蔵の姿。

その時期は、武士としてのプライドが未だ残っていた時代。

その一方で、平和社会における秩序の確立を整えていこうという権力(幕府)側の意向で社会変化が起き始めていた時代でもあった。

 

それは変化の境目で一分をたてることができなかった‘最後の武士’たちが命を賭けた事件の実態。

城を明け渡して後の赤穂浪士の苦難の日々はもちろん、大石内蔵助の高い経済感覚や、処分がないことで返って反感の的として‘見切られた’吉良の孤立など、講談などでは語られてこなかったことが、きちんと史料を検証していく中で浮かび上がっていく。

 

討ち入りは単なる浪士達の仇討ちではなかった。

起きてしまった原因も、成功したその要因も当時の世相にあった。

そのことを、この本を通じて知って欲しいなあ。

 

最近は日本史も“実態”を知ることが求められてきた。

大事なのは脚色や“編集”された光景ではないってニーズが高まっているのだろう。

今後も新発見があるかもしれない。

 

歴史、なのに、変わっていく。 このことを面白い、と思えたら、もう歴史ファンの仲間入り(笑)

この先もさらなる研究を期待したい。

 

これが本当の「忠臣蔵」 (小学館101新書―江戸検新書)

これが本当の「忠臣蔵」 (小学館101新書―江戸検新書)

  • 作者:山本 博文
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/04/02
  • メディア: 新書
 
これが本当の「忠臣蔵」 赤穂浪士討ち入り事件の真相(小学館101新書)

これが本当の「忠臣蔵」 赤穂浪士討ち入り事件の真相(小学館101新書)

  • 作者:山本博文
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/01/21
  • メディア: Kindle版
 

 

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