「デキるふり」
大事なのは中身だろ!って声が聞こえてきそうだ。
だが、本書で提唱しているのは、デキるように装う、ということではない。
外側(見た目)から入り、中身まで似せるべし、と説く一冊なのだ。
真似て背伸びをして、デキる人たちは自分を高めてきた、という経緯を紹介しつつも、
そこから我々が活用すべきアクションに話が移ると、口調が変わる。
泥臭く
妥協が無く
そして(「デキるふり」を薦めておきながら)それ以上を求めてくる。
フタをあけてみると、本書はかなり到達レベルを高めに設定している自己啓発本だった(苦笑)
にも関わらず、読んでいくと、著者は、「デキるふり」を始めたら、きっと“そのもの”になろうとするぞ、と読者に思わせてくる(笑)
そして“そのもの”を目指したくなる力強い意思が、次第に自分の中に宿っていく。
そんな不思議な体験、是非味わって欲しい。
見た目から上等!
それで、中身も変われるなら。