おなじみHACKSシリーズ。
今回はアウトプットの中でも最も出口に近いプレゼン(企画)に向けたタスクがこれでもか、と紹介されている。
これ1冊で企画書作りのポイントはほぼ網羅されていると言っても過言ではない。
但し注意しなければいけないのが、とにかく仕組み作りを大事にする反面、実際の完成品についてはそれほど多くのページを割いていない。
(この手のシリーズには珍しくチームプレイにも言及している)
そして肝心の成果(クオリティ)については、「準備がきちんとしていれば完成度は担保されている」で終わっているので、慣れないと完成までこぎつけられない可能性がある。
この本で全ての過程のクオリティが高まる、とは言い切れないところを注意する必要がある。
とはいえ、準備を仕組み化することで、アウトプットのスピードは上がることは間違いない。
時間を割くところをクリエイティブ箇所。
それ以外は淡々と薦めてしまおう。

- 作者: 原尻淳一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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