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【2016年読破本73】消えた戦国武将と「その後」

消えた戦国武将と「その後」 (歴史新書)

 

 

歴史は勝者のもの。

敗者は歴史から消されるもの。

理不尽ではあるが、それが世界共通の理だ。

 

ところが消えないものがある。

それが“血”だ。

 

意外かもしれないが、日本の歴史上、族滅された家は全体からすると非常に少ない。

ほとんどの家は負けても(小さい規模になりながらも)なくならず存続していたのだ。

転落した後の、残されたものたちの生き様はいかなるものだったのか。

 

本書では、負けた家や敗れた武将の中から代表的な家(武将)たちをピックアップ。

その後を追いかけていく。

新書サイズで、それほど分厚いわけではないのだが、情報量が豊富な1冊だ。

 

今川・朝倉や武田といった敗者の家はもちろん

織田や斎藤・松永といったライバル同士のその後

真田や長宗我部のような、敗者で後世に残る活躍をして血筋を残した家など

様々なケースが掲載されている。

 

中には、後世でブレイクして、新たな栄光を掴んだ家も。

価値観の変化は、一度墜ちた存在を引き上げる役割を担うことがあるのだ。これも歴史の醍醐味であり、過去から学ぶべきメッセージになるかもしれない。

 

今は負けでも、生き延びれば終わることはない。

今は報われなくても、引き継いでいけばいつかは花が開く。

そんな思いすら感じられる1冊だ。

 

 

消えた戦国武将と「その後」 (歴史新書)

消えた戦国武将と「その後」 (歴史新書)

 

 

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