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ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

【2016年読破本102】機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (12) (カドカワコミックス・エース)

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (12) (カドカワコミックス・エース)

 

 

 

地球から遙か遠く。

でも、地球に最も危険なものを持ち込ませないために。

 

クロボン・ゴースト完結。

宇宙世紀という1stの正統な流れを汲む作品でありながら、たくさんの冒険をして、未回答の答えに少し近づいてくれた、記念すべき作品。

 

「人間だけは自分で自分の進化を促す」

いつか、変わる。

でもそのいつか、を希望を持って待ちながらその過程における変化をも許容していく。 急速に進みすぎる進化に警鐘を鳴らしたUC(ユニコーン)が記憶に新しいが、膨大なデータとうまく付き合いながら人としての思いも大事にするフォントの姿こそ、読者が一番近づけるニュータイプかもしれない。

 

最終決戦でまたしても己の変化をコントロールできなかったフォント。

そして、決戦の後に“計算”によって導き出した未来は実現しなかった。

きっといつか、という前向きな希望は、意志でしかなかった。

 

でも、例え実現しなくても、そのために歩んだ過程は全て無駄ではない。

万能ではない人類は、これまでも、そしてこれからも一つ一つ進んでいくしかない、というメッセージはどの作品よりも“ガンダム”を描いていた。

悲劇も悲しみも、きっと続くだろう。

提言されたニュータイプが時を経てどんどん変容していくように、人類がよりより未来とよりよい自分を求めることも変わらない。

だからこそ、長谷川作品がクロボンシリーズのラストに指し示した結末が、絶望の先にある希望を魅せてくれて良かった!

 

「そんなのは立ち止まる理由にならないものな!」

 

これまでのガンダムシリーズで示唆されていた、刻を越えた先にあるものが、まさかフォント自身が行くことになるとは(“ゴースト”の意味とのつながりには鳥肌がたった)

 

願わくはフォントが孤独にならず、この世界でも、カーティスらと会えることを・・・    

 

 

 

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