考えることを考える本。
「考える」ってウーンウーンうなることとか、頭を抱えるといった動作を連想してしまうけど、そもそも実態が見えないこと、だよなあ。
あまり考えたことのない、「考える」ということを様々な観点から考察。
最近じゃ珍しい左開きで、合間合間に差し込まれる絵が、独特の世界観を作り上げている不思議な雰囲気の1冊。
妙な余白こそが、「考える」という頭のプロセスにつながっているような気がしてくる。
相当難しい、堂々めぐりのような話が続くのだけど、なぜかすーーーっと入ってくる。
これは、まだどこかで読み直したい本だ。
本書終盤には頭を空にして、頭の外で考える、という未知の領域への挑戦が待ち構えている・・・

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫)
- 作者: 野矢茂樹,植田真
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 文庫
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