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【迷ったら先人に訊け】読書感想:『ヘタな人生論より中国の故事寓話』 (河出文庫)

ヘタな人生論より中国の故事寓話 (河出文庫)

 

 

タイトル通り、古代中国には今につながる知恵や名言が紹介されている。

混迷の時代だったからこそ、生き残ることに人間がエネルギーを注ぎ込んだからこそ、人間の本性がつまっている。

ここには、現代において普通に生きていたら絶対に味わえない生涯をおくった人たちが凝縮されている。

 

この手の本はたくさんある。

その中でも、現代に通じる要素を様々なエピソードを通じて再考していく本書は、短編集のように細かく区切られているので読みやすい。

(著者の案外しょーもない感想や思いが書かれているのがいいアクセント)

故事古典は難しそう、という方にはお手軽に読み切れるのでオススメだ。

 

価値観が混在する現代だからこそ、シンプルかつ明確な考えでありたい。

今でも中国故事が求められるのは、そんな願望が普遍的で、一つの究極形だから。

 

実際、この本読むと目の前の景色がくすんで見えた。

よほど今生きている状況は、昔に比べると複雑でややこしく、囚われてしまうことが多いってことか。

(古代中国が晴れやかだったわけではないけど)

 

今も昔も同じ人間。

きっと先人も迷いながら生きていた。

上手く乗り切るより、一つ一つきちんと向き合いたい。

そんなとき、必要な力をくれる一冊だ。

 

ヘタな人生論より中国の故事寓話 (河出文庫)

ヘタな人生論より中国の故事寓話 (河出文庫)

  • 作者:鈴木 亨
  • 発売日: 2009/02/04
  • メディア: 文庫
 

 

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