駆け巡る、若き希望。
その脳裏に映るのは、目の前の、その先の風景。
そして、母の脳裏に宿る、まだ見ぬ“父”の秘密
民族として、一つにまとまるべき。長年引いてきた線を越えるべき。
もしかしたら、そういう時期だったのだろうか。岳飛伝ではしばしば国境を越えて金へと攻め寄せた蒙古。その内部に目を向けているのが、いまの『チンギス紀』
これまでの部族とは異なる考えと発想をもって、モンゴルを駆け巡るテムジン軍団。続々メンバーが集ってきて、武だけではなく文も揃ってきた。ついには交易や鉄の入手にまで話が及び、これまでのやり方とは違う顔ぶれがどんどん増えていくのかもしれない。故郷を離れ、課外学習(笑)した成果が出てきているのか。。。
(イメージにあった)モンゴル民族離れした発想がどんどん周囲を変えている。きっとこれまでにも芽は出ていたのだろう。ただ、その芽は、ひらくことも伸びることも無かったのだ。南の優れた要素を加えて、ただ数と力で部族を従える以外の道へ。
これから開かれそうで楽しみだ。
そして母ホエルンの回想・・・やはりテムジンはイエスゲイの子ではない、という流れなんだな。
となるとこの男は、胡土児?なのだろうか・・・