二巻連続で表紙がゼクロス。
だけどそこに込められたものは前巻の比じゃなくなったかも。
10人ライダーそろい踏み(しかもみんなバイク搭乗)
しかもゼクロスはバイク使っての穿孔アタック!
仮面ライダーの面目約如な結果となったのだけど・・・
ひとしきりの攻防の果てに訪れたのは、氷の惑星と化した地球。
そして、バダンとデルザーの対立が如実になり、バダンが人類との協戦を申し出るという展開へ。
話し合いの場で持ち出された選民思想に抗う本郷だけど、意外なことに目の前の現状への責任を突きつけられ動揺。
本シリーズ当初の一号過去エピソードが、こんなところでアキレス腱となって現れてくるのかよ。
戦いになれば不屈の背中を見せる一号、しかし自分自身をヒーローとも守護神とも思えないその謙虚さと純粋さは、こういうところでは最も不釣り合い(涙)
人類、思わぬところで躓くのか・・・
その一方で、バダンとデルザーとの戦い、そしてその奥に潜むJUDOまで視線に入れた、三者の研究や駆け引きが始まる。
ピースはそれぞれが握っているけど、はめ込む場所や機会はまだ先。
こっちはこっちで緊迫した状況がまだ続きそう。
どこの観点も、どこの陣営も決め手に欠けるのは、最も身近なのに、その存在がますますわからなくなるゼクロスがいるため。
村雨の選択は、果たして・・・