利休と織部、二人の理想と欲が、世間と乖離していき、そして交錯しながら、大きく交わって分岐していく。
丿貫という理想の佗茶人がこの世にいた時点で、すでに答えは出ていた。
究極の文化とは
達するべき姿とは
それを自覚しながらも、かつての業から引き返せない利休。
かたや、
自分の感性を否定されてマジメに生きようとする織部、やぱりキミは何をやらせてもギャグにしか見えない(爆)
でも、最後はそんな二人がまた出会って、それぞれの姿を見て変わっていく。
今は完成型ではなく、未だ至らぬ存在。
だからこそ隙間があり、空きがあり、ゆとりがある。
色々詰め込みすぎている現代の人間への警告だろうか(笑)
なんだかステキな展開だけど、やっぱい背負ったものは消せないらしく、いよいよ利休にきな臭い雰囲気が・・・