その目で何を見てきた?
その牙でなぜ闘争を求めた?
魔人五十騎、戦場を掛ける。
理屈をはね飛ばすその凶器が、何かを変える。
ついにきた
待ちに待ったこのときが!
テムジンを、ジャムカを完膚無きまでに撃破した黒き五十の魔人と
魔人の頭領・玄翁。
そして玄翁は(一部の予想通り)ジェルメの師。
まあ
どうみても胡土児だよなあ。
年齢で行くと五十は越えてるか、絵見るとやや老けすぎ?
剣は所持していないようだから吸毛剣はどこかに置いているんだろう。
その代わりに鉄棒使っているのは、史進オマージュだろうか?ちょっとうれしいシーンだったなあ。
それにしても、予想以上の荒れ具合、実父と二代続けて迷惑な役回りだ(苦笑)
故郷が崩壊し、志を託されて、自らを荒らして闘っていた楊令とは違い
愛する父を失い、金国と梁山泊の決戦には参加できず、寄って経つ場所も志もない(?)胡土児が荒れるのは致し方なしか・・・
テムジンが感じていた、自分に賭けているもの。
ジェルメが玄翁(胡土児)に託した、“狂”のエネルギー
玄翁(胡土児)がテムジンのガソリンになることで、チンギス=ハンへの方向性が決まりそうだ。
物流という大動脈と、民が望んだ大きな国の枠組み。
でもそれすら、大きな歴史の流れの一つの到達点。理屈を越えた力が、中華を再び揺るがすことになるのか・・・
※西へ向かう一行の先には、懐かしの楡柳館が!
あそこには、いま誰がいるのだろうか?ようやく大水滸伝とリンクして、大きなうねりが物語を大きく動かしてきたぞ!!