第一部、堂々の完結。
センゴクたちだけじゃなく、秀吉も覚悟を決める。
その姿が、言葉では表現できない重みを感じさせる。こうやってみんな一つずつ強く大きくなるんだなあ。
まさに登りゆく木下隊と、最期の最期に輝いて散っていく浅井家が同じように生き生きとしていく様は、勝敗以上のなにかを僕たちに残していく。
この作品で育ててきた、浅井長政という傑物の姿。
大きくて、優しくて、どこか気弱な男が、勇ましく激しく、輝く生き様を見せて、そして、散っていく。
その生き様の先に、生き残った者たちのステージがある。
そう。
そして生き残った者たちには続きがある。
秀吉大出世、そして
センゴクに「無」の旗、一代の誉れ。
万感の想いがあふれる時。
15巻読んできた読者が共に喜べ時代を飛び越えた贈り物♪
まあ、まだまだ信長軍団に立ちふさがる敵は多々あり。
また、信長が見据える、きな臭いシーンもあり。
落ち着いた後の、粛正の嵐を予感させる・・・