どこか、自分の評価を決めてしまっていたところ、あったなあ。
テムジンVSドドエン・ギルテ 決着。
モンゴル民族統一への攻防はいよいよ大詰めへ。
物語当初から、どこか歪んでいるモンゴル民族の統領たち。
そんななか、奇襲やら暗殺やら、手段を選ばない熾烈さとは裏腹に、どこか自信のなさがにじみ出ていた男の最期。
玄翁軍に似せた黒い部隊を見せるのも、決して悪い手ではなかった。
ただ、テムジン軍の玄翁軍への注意(恐怖?)を読み切れていなかった。
まさか、目の前の敵をホッポリ投げて、黒い部隊を全軍で潰そうという行動に出るとは思わないだろ(苦笑)。
それだけの注意を向けていたことは、玄翁軍は、現れたらテムジン本隊に迫ることを、全軍が認識していたということ。玄翁軍の強さを相当警戒していたということか。
一方でジャムカが玄翁に会いに行くなど、周辺の状況も慌ただしくなってきた。
初登場回から、玄翁とテムジンとの対峙は結構早めに来るかな、と思っていたけどそんな気配無いなあ。そういえばお互いの立ち位置はかつての幻王×岳飛を彷彿とさせる。
有力者が一人消えたことで、いよいよ民族統一へ。
最大にして唯一の懸念、玄翁はどう動くのか?
そして、単行本がついに発売へ!
きっと地図とか、登場人物とか、作品に入り込むための情報も入っていることでしょう!
文庫本は当面先なので、伝説は是非単行本で追いかけましょう(笑)