飛信隊誕生の十二巻。
趙と秦との戦いは、前回の戦い以上に大規模で重要な戦いへ。
王騎のおかげで一気にタクティカル要素が全面に押し出され、一個人・一部隊の攻防から一気に視点や目線が拡がってきた!
そして、王騎が描き出す対趙戦の重要戦略が「要注意武将を討ち取れ」だとは・・・
もうやり方は違うとはいえ暗殺とほとんど変わらない(笑)
確かに、最後はハートランド戦略。
ハート(心臓)狙い撃ちが有効なのは、古今の合戦の共通項目だ。
小規模だからこそできる奇襲作戦
信のもとに集ったメンバーが予想以上に技能や特徴を備えていて、一気に親近感が沸いてくる。
飛信隊だけではなく、王騎軍の現場将校のその場その場対応力の見事さも光っていた。
大きな方向を示し、後は現場を信じる。
まさに組織の理想図だなあ。
そして、苦難の末"飛矢"となった信。
あの見開きシーンを見るためだけに買う価値のある1冊だ。

キングダム 12 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 原泰久
- 出版社/メーカー: 集英社
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