オビに「ネオ三国志」とあったが、このぶっ飛び具合、まさにその通りだ。
曹操を主人公にして大胆にアレンジを加えた物語、第二巻は青春活劇から、恋人(妻)との別れを通じて、代の乱れをただす大いなる一歩が描かれている。ここからがまさに曹操の物語、って感じになってきた。
そして張譲は後々の曹操との因縁(原典版だけど)を考えると、完全に仇ポジション確定。ここで曹操が怒りにまかせて暗殺に行かなかったのが不思議なくらいだ。
水晶を失って、それでもまた立ち上がる。
曹操の舞台は北部尉へ。
罪のむち打ち回数への根拠を求めて回数との整合性を取る一方、生死を細かく考えないざっくり裁量。
それでいて誰よりも働く。
仕えづらい主君だなあ(笑)