あの森林での大虐殺の余波が大きすぎる。
なんせ実行したトクトア自身が残影引きずってる。
鮮やかに勝ちすぎても良くないんだろうなあ。
優勢だったケレイト王国の敗走によって、モンゴル民族同士の戦いは再び混沌の中へ。
そして、ついに、金国が、動く。
あんまりこの作品ではクローズアップされなかった金国。
“物資を定期的に支給(昔は貢ぎ物)で懐柔し、中華側の領土へ侵入しないようにする”
大水滸伝シリーズ・北方史記ではおなじみの、中華による北方異民族対策がここまで続いてきていたらしいが、ついに大きな転換をする気配が・・・
南宋に攻め入るのは、時を経ても難しいのだろう。いや、そもそも攻め入るほどの軍すら、まだ取り戻してはいないのかも。
(岳飛伝のラストを思うと、簡単に軍備整えてほしくはないのだが)
金国が介入してくれば、民族統一どころではなくなりそうなのだが・・・
そして玄翁の大きな動きに、テムジンは決戦を決意したようだ。
次号はついにテムジンと玄翁が3度目の戦いになりそう。
未だ謎の多い、玄翁のテムジンへの想いは、テムジンの(本当の)父親と関係があるのだろうか?
そしてまだ見ぬ吹毛剣は、玄翁がまだ持っているのだろうか?