集中力を高める方法を紹介されている1冊。
それほど目新しい方法こそ少ないが、ケース別の方法がとても具体的で、実践しやすいものばかり。
中でも注目したいのは、「集中力」を高める=心への働きかけ、というコンセプト。
結局のところ、集中できないのは心と頭が整理できていないから。
整理して、目の前のことに専念できる外と中の環境を作ることが出来れば、おのずと集中できる。
それなのにできないのは、なぜなのか。
本書では、「集中力」の間違った認識や、誤解されている「集中力」の高め方を指摘しつつ、「集中力」を高める環境作りや、高まる時間帯、食事との関連性などなど、幅広い観点を取り上げているので、気になるところからつまんでみて、実践するだけでも高い効果が期待できる。
その時その時でのテクニック論が多い気がするが、抜本的な方法よりも、習慣化できそうな工夫の方が長続きしそう。
とにかく方法数は多いので、自分に合った方法が見つかりやすいのが大きな魅力だ。