毎度思うが、この手のバトルマンガは、最初こそ技の応酬だけど、最終的には一撃必殺という、真剣勝負の本質に焦点が当たる。
今回の水龍型も確かに変幻の技だけど、一度見たら次は決まらないという展開が濃厚(まだ大技ではないけれど)
二階堂はテクニック系だから、引き出しの多い真さんの勝ちになるだろうけど、拮抗した場合、力業と元々のアドバンテージがものを言うのはどの世界でも同じ。
ましてや、勝ち残っていけば、技は見られる機会が増えて対策が練られてしまう。
幕末の剣客集団・新選組が必殺技を徹底的に磨いたのは、一度会った相手と二度は出会わない(出会えない)ことを前提にしていた、という話しがあったが、実態を突いているなあ。
そして、相性は確実に存在する。残酷だけど。
(真さんは本巻後半の槍使い軍団と相性悪そうだなあ)
そして我間たちは槍VS剣の戦いへ。
戦いはバトルもの永遠の課題“リーチの差”の本質を突きまくってきて、読んでて興奮する。
リーチに加えてスピードもパワーも備わった鬼断。
大技が使えない我間はどう対抗するのか?