テムジンとジャムカの前にそびえ立つ不倒の魔人。
たった五十騎で戦況を一変させる強さ。
この三巻はこれに尽きる
北方大水滸伝読んできた方なら、林沖騎馬隊や幻王隊を想起したのではなかろうか。
早々と現れた、北方大水滸伝キャラ。
しかも本命の胡土児がメチャクチャやさぐれで(苦笑)
ただ、その強さは相変わらずすさまじい。
楊令伝での楊令と岳飛との関係のオマージュなんだろうけど、今回の玄翁(胡土児)の方がたち悪い(涙)
それにしても、テムジンやジャムカが越えるべき壁として立ちはだかるとは・・・
何とも少年漫画のような構図だ。
おそらく彼が吸毛剣持ってるはずだけど、これをテムジンが引き継ぐのかなあ。
そんな気配無いけど(苦笑)
玄翁の登場により、テムジンの矛先は彼へと傾いていく。
そして、玄翁争奪戦が勃発。
傭兵として(高額な報酬を支払えば)傭兵として参戦するという玄翁。
それに引きずられて、ドドエン・ギルテはテムジンを混乱させようと、ある策を練るのだが、それがかえってテムジン軍を押し出すことに。
テムジンが少しずつ目覚めさせていき、大きな一歩へつながる戦いは見応え十分だ。