絶対に敗れない壁を越える!
海原城突入。
二手にわかれた大亀流メンバー。そしてメインの組・我間たちの前に立ちふさがるのは、兄弟子・利虎。
同門対決、しかも相手は技を知り尽くした男。
対決モノでよく言われるのが、同門対決は技の特性をお互いが知っているので、奥義は出さない、ということ。
勝負を決めるのは一つ一つの技の質、もしくは奇策(予想外の一手)
最初に真さんが利虎と闘ったけど、この様子では、我間以外のメンバーが闘って勝てる想定が出来ない・・・
つくづく真剣勝負とは初対面時での情報戦であるということを再確認。相手を知り自分の情報を出さないことが、どれだけアドバンテージになることか・・・
だからこそ、変われる(変わっていける)者こそ、こういう戦いでは最も有効。
もう、我間しかいない。
変わるため、越えるため。
ここまでの戦いを通じて体内の感覚を研ぎ澄ましてきた我間、利虎戦のなかで、またひとつ進化!
闘えば闘うほど、我間の意識が相手(利虎)ではなく、己の中へ向かっていくのが印象的。 まさしく、自分との会話、自分との戦い。
それを象徴してか、本巻後半の我間の顔が怖く不気味に描かれている。
まあ、利虎の最後は、ちょっとナヨナヨしすぎだよ、って感じはある(笑)