文庫版再読。
信長をあるじに持ったことで人生狂った方々の短編集。
ちゃんと読むと信長のせいじゃないことがほとんどなんだけど(苦笑)
尾張の一領主でしかなかった信長が飛躍していく過程において、その流れに乗っていったように見えた家臣たち。
でも欲望まで解放したが故に、えらい目にあってるなあ。
ふたを開けてみたら、昔の方が良かった、とか、目の前のものを守れればそれで良かったんだ、などなど・・・
変化したことで、初めて自分の大事なものが何か気付く。
(それはそれで得がたき気づきだけど、天下の織田軍団でそれ言っても、ねえ・・・)
自分の居るところが上り調子だからといって調子に乗ってはいけない。
ちゃんと規模や組織と一緒に変わっていかないと、こんな残念な人たちになってしまう、っていう教訓になる1冊(涙)