いよいよこの戦いも終盤戦。
これまで、この物語は劣勢になりながらも希望を残して終わってきた。
だが、今回は絶望がちらつくラストになってしまった。
勇猛で義理堅い播磨武士の気質と、名門・別所家のプライドが、当主・長治をがんじがらめに縛り付ける様が痛々しい。
長治は自分の目で織田信長を見て、織田家を見ていた。
少なくても、可能性は織田家にあったはず。別所家を生き延びらせる選択肢はあった。
(まあ、結果論はあるけれど)
結局は遠くの大勢力より、近くの味方を選んでしまう。
選べたのに選べず、先の未来を描くことが出来なかった責任が、この後の凄絶な結末を産んでしまうんだなあ。
次回はまだ先だけど、鬱展開の予感・・・