タイトルが「サクっ」とか「レシピ」と書いているが、内容はそこから想像も出来ないくらい普遍性のあるテクニック。
1つ(本書では「レシピ」としている)につき2ページ~4ページと、比較的コンパクト。
文章書く上で気をつけるべきポイントが、イラストを使ってわかりやすく書かれている。
親しみやすいフォントで書かれているので、読むだけならサラっと読み終えてしまう。
しかい、ここに書かれてあることすべて実践するだけで、見た目は相当変わること間違いなし。
※元々は歴史小説家・谷津矢車さんのtwitter(@yatsuyaguruma) で紹介されていたのがきっかけで読んだ。御本人も得られるものが多かったようだ。
かくいう自分も指摘されたことが、この本に書いてあって、ああ、もっと早く読んでいれば、と思いましたよ(涙)
本書の中で、すぐ役立つスキル(『レシピ』)は以下の3つ
・主語と述語を近づける(遠くなる=修飾語を多用することになり、主語と述語がわかりづらくなる)
・適切な「つなぐ言葉」を使う(文全体の意味をわかりやすく)
・主観的な形容詞に気をつける(事実を記した方がわかりやすい場合が多い)
つまり
【1つの文章を短くまとめる】
ということになりそうだ。
実際、PCからスマホやタブレットにユーザーの使用頻度が移っている現在、長文は敬遠されがち。
短い文でどんどん進行していった方が文章全体のテンポがよくなる。
読んでいる側もストレスが減る。
(実際、死ぬこと以外かすり傷の著者で、今や名物編集者の箕輪厚介さんは、編集時の注意点として、一文一文を短く簡潔にすることを心がけていると語っていた)
このブログも長文になりがちなので、これから気をつけないと(汗)
読メやブログやっていると、どうしても我流になりがち。
よく読んでいる方の文章に寄せてしまって変な型がついてしまっている、というケースもある。
(逆に、読んで見習うべき文章もある)
読みやすくわかりやすく、伝わりやすい文章を書くために。
手元に置いておきたい1冊だ