日本の歴史は、中国と朝鮮との関係から積み上げられてきたもの。
とある本に書かれてあった文言だが、重要な視点だ。
どうしても日本史だと日本の歴史のみに目が行きがちだが、古代より中国を見習い、中国を真似てきたのが、日本の歩んできた道。
そこを知らずに、日本史の理解は進まない。
無論、中国や朝鮮の歴史に関しても同様だ。
『キングダム』の人気などで、古代中国への関心が高まっている今だからこそ、歴史上の“横の繋がり”をおさえておきたいと思い、引っ張り出してきたのがこの1冊。
日本はともかく、中国と朝鮮の歴史は結構勉強になった。
やはり、古代の朝鮮は知らないことが多かったなあ。
本自体は一テーマ見開きの完結型なので読みやすく、ときたま入ってくるドラマや映画の紹介は意外と記憶に残る(笑)
中国の影響をかなり受けている朝鮮というイメージだったが、(ほとんどその通りではあるものの)独自色をしっかり持っていて、随所随所で自国文化を育ててきていることがよくわかった。
深掘りしていくとおもしろそうだ。
現在は国家間で必ずしも上手くいっていると言えない関係。
せめて歴史だけは偏見無く理解しておきたいなあ(それが難しいのだけど)