細かい字が多い。
バトル時のコマが大味。
とにかく、ヒトコマに情報入れすぎて読みづらい。 など言いたいことは色々あるけど、題材・展開共にとってもワクワクする一作。
(キャラクターの表情に艶があるのも魅力的)
なんといっても、題材が水滸伝、ってところに、意気込みと勇気を感じる。
元々原作はぶっ飛んだ漢ばかりが登場する作品。
そこに少年マンガらしいバトル要素をデフォルメ&リメイク(そしてリスペクト)できっちり取り入れているところがすばらしく、次回以降がとにかく楽しみ。
北方水滸伝テイストが盛り込まれているのも、北方作品好きな自分としてはたまらないのもある(笑)
不良で口が悪いが、腐敗した宋への怒り(憎悪)を溜め込んでいる戴宗が主人公。
決して褒められた行動はしていないけど(笑)口先よりも、まずは手を上げ拳を振り下ろすことが重要だ、という姿勢が明確。
まさに替天行道(このマンガでは組織名)の体現、といえそう。
で、戴宗たちは王進の勧誘のために開封府へ。
そこに現れた王進の弟子・林沖と戴宗はバトル開始。さらに宋側の手先として現れた関勝が乱入し、自体は思わぬ方向へ・・・
ただ、敵として出てきた関勝の能力があまりにも中途半端すぎて、コイツが最終的に梁山泊に入る漢とは思えない(涙)
同姓同名であることを願っているよ。
※マンガ新聞にて、この『AKABOSHI-異聞水滸伝-』のレビューを書きました。