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〈気持の中に切れ目ができ、そこから重たいものがすべて流れ出していくような気がした〉読書感想:『水滸伝 6 風塵の章』 (集英社文庫 き 3-49)

 

水滸伝 6 風塵の章 (集英社文庫 き 3-49)

 

 

感覚的には第二部のはじまりの巻。

楊志達の死や、二竜山壊滅の危機などがあったせいか、読者も梁山泊にも緊張感が漂っている気がする。

 

初めての大きな犠牲。

それでも止まることを許されない梁山泊は新たな同志を迎え、さらに先を目指す。

 

変化を遂げた魯達がほぼだまし討ちのような展開で秦明を引き入れていくのは、違和感があるが、それすら次へのステップ。

楊志が発展していく英雄だとしたら、秦明は歴戦のベテラン。

梁山泊の若者にとってのよきお手本になりそうだ。

 

その一方で阮小五や呉用のように責任に押しつぶされそうになるエピソードで、一気に自分の物語になっていくような思いになる。

子午山のように、何かが足りない若者が再び巣立つ場所がある幸せが、自分を見守り背中を押してくれる存在の大きさが、この物語を読み進めるモチベーションになっていく。

道すがら宋江に見出された漢たちも同じ思いだったのかもしれない。

もっとも、充実さがそのまま成功につながらないのも世の実態か(涙)

 

青蓮寺が本腰を入れ、見栄や体裁より成果を求めていくことで、またしても宋江に危機が迫る。

走る王定六。果たして、間に合うのか。

 

 

 

 

水滸伝 6 風塵の章 (集英社文庫 き 3-49)

水滸伝 6 風塵の章 (集英社文庫 き 3-49)

 
水滸伝 六 風塵の章 (集英社文庫)

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