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〈自分はいつも、ここでやめた。そう思った。ここでやめるのは、途中で投げ出すということだ〉読書感想:『水滸伝 9 嵐翠の章』 (集英社文庫 き- 3-52)

水滸伝 9 嵐翠の章 (集英社文庫 き- 3-52)

 

 

索超と呂方のやりとり、そして林沖救出時のモノローグが胸に刺さる。

大きな志を持っている(と思っている)

でもやってることは小さすぎて、自己嫌悪に陥るその思い。

そしていつしか、言い訳ばかり増えていく。

すごく共感。

 

だからこそ、機会と思ったら思い切って飛び込むその心意気が必要なんだなあ。

索超が踏み込んだことで、自分の後悔の過去が酬われた気分(笑)

 

そして、罠にはまりながらも、どうにか生きながらえた林沖。

脱走(扱い)に対する晁蓋らからの罰に暖かみがあってよかった。

 

激戦の後、戦死した漢あれば、新たに加わる漢あり。

梁山泊の人事異動・組織変更での配属先やりとりが楽しい(苦笑)

特に二竜山、解珍が思わぬパスを投げかけたことで、秦明に遅咲きの春が!

その一方で、梁山泊の愛を一身に浴びて育った楊令の旅立ち、ちょっと泣けた。

 

他にも、李袞ら新たなメンバーの参戦、水軍の本格始動、守りながら攻める梁山泊新プロジェクト始動など今巻も見所満載。

 

対する宋側も武力討伐の本格姿勢、正面からの梁山泊撲滅の動きが見えてきた。

闇塩の道もそろそろ暴かれる気配。 多方面にわたる戦いがより熾烈になってきた。

表でも闇でも気の抜けない戦いが続く。

 

そんな中、また漢が散っていく。

暗闇の中、鄧飛の眼の赤さが目に浮かぶ・・・

 

水滸伝 9 嵐翠の章 (集英社文庫 き- 3-52)

水滸伝 9 嵐翠の章 (集英社文庫 き- 3-52)

  • 作者:北方 謙三
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/06/28
  • メディア: 文庫
 

 

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