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〈新しい戦の絵図を、俺は描きたい〉読書感想:『チンギス紀』 第三十三回(小説すばる 2020年 1月号 [雑誌])

小説すばる2020年1月号

 

 

 

大戦は、勝敗だけを決めるのではない。

勝った方も、負けた方も、何かが変わる。

そしてそれは、いい風に変わるとは限らない。

 

草原の覇権を廻る総力戦を制したテムジン。

事後処理や周辺掃討を他武将に任せられる人材豊富ぶり、盤石な体制に見えてきた。

今さらながら、大きくなると大事なのは人だよなあ。

 

当のテムジンは、人脈作りと親しい人の最期を看取る日々。

大きな動きがない限り、トップがあっちこっち動かなくても大筋は解決する。

なんか理想の組織の動きだよな(笑)

 

 

一方、負けた連合軍は三者三様。

族滅まで徹底的な姿勢をテムジン側がみせていないだけで、彼らの領土の今後は不透明なまま。

現段階では負けを噛みしめている、という状態かな。

もっともこのまま自然に溶け込みそうな人もいるけど(苦笑)

 

唯一姿勢を明確にして、抗う気満々のジャムカ。

これまでのやり方を見る限り、ゲリラ戦なら平気で仕掛けそうだが、その一方でさらなる外交戦によって、新たな味方を引き入れそうな感じもある。

戦術ならテムジンに匹敵する強さを持つだけに、今後も台風の目になりそうだ。

 

全体的な状況は前途洋々のテムジン陣営、ちょっと線の弱そうなジョチが気になる。

対照的に、思わぬ強さをみせたマルガーシ。

 

後継者の出来具合は、今後にどう影響するのか・・・

 

 

 

小説すばる2020年1月号

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  • 出版社/メーカー: 集英社
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チンギス紀 六 断金

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