大戦は、勝敗だけを決めるのではない。
勝った方も、負けた方も、何かが変わる。
そしてそれは、いい風に変わるとは限らない。
草原の覇権を廻る総力戦を制したテムジン。
事後処理や周辺掃討を他武将に任せられる人材豊富ぶり、盤石な体制に見えてきた。
今さらながら、大きくなると大事なのは人だよなあ。
当のテムジンは、人脈作りと親しい人の最期を看取る日々。
大きな動きがない限り、トップがあっちこっち動かなくても大筋は解決する。
なんか理想の組織の動きだよな(笑)
一方、負けた連合軍は三者三様。
族滅まで徹底的な姿勢をテムジン側がみせていないだけで、彼らの領土の今後は不透明なまま。
現段階では負けを噛みしめている、という状態かな。
もっともこのまま自然に溶け込みそうな人もいるけど(苦笑)
唯一姿勢を明確にして、抗う気満々のジャムカ。
これまでのやり方を見る限り、ゲリラ戦なら平気で仕掛けそうだが、その一方でさらなる外交戦によって、新たな味方を引き入れそうな感じもある。
戦術ならテムジンに匹敵する強さを持つだけに、今後も台風の目になりそうだ。
全体的な状況は前途洋々のテムジン陣営、ちょっと線の弱そうなジョチが気になる。
対照的に、思わぬ強さをみせたマルガーシ。
後継者の出来具合は、今後にどう影響するのか・・・