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〈「深い洞察力」と「総合的な判断力」〉読書感想:『真「日本戦史」』 (宝島SUGOI文庫)

 

真「日本戦史」 (宝島SUGOI文庫)

 

なぜ正しい戦史を学ばなければならないのか

 

教壇にたつ勇ましい(そして怖そうな)教官がそこにいるかのような一文から、この本は始まる。

 

かつて日本が戦争に負けた原因を探ることで、一定の同意を得た結論が「戦略・戦術的思考の欠如」というものだった。

(もっとも、司馬遼太郎のように、日本の民族性や過去のターニングポイントでの変化と言った、具体的な事項まで落とし込もうとした人もいたけど)

 

それを踏まえて、古代から近代まで日本が経験した戦史を分析し、改めて大事な要素をおさえていこう、というのが本書。

 

文庫(それほど厚くない)にも関わらず、やたらとツボをついた解説や情報量。

しかもイメージや定説ありきではなく、きっちりとした自説や反論をぶつけていく。

史料の多い近代以降だけではなく、情報量が限られた古代においても、神話ありきではなく軍事行動としてみていく徹底ぶり。

色々発見があって驚くことばかり。

 

共著だということだが、監修がしっかりしていないと、ここまでまとまらない。

 

メイン著者(監修)の家村さん、肩書き見てみると元防衛大卒、元自衛隊幹部、そして兵法研究家!ガチの研究者だった。

巷の研究者ではここまで踏み込むかどうか・・・

 

そりゃ重みがあるはずだ。

 

 

真「日本戦史」 (宝島SUGOI文庫)

真「日本戦史」 (宝島SUGOI文庫)

  • 発売日: 2017/01/11
  • メディア: 文庫
 

 

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